14* ページ15
「あっいたいた!だーやま〜」
だいちゃんと出かけたら日から数日後。
前よりかは話すような関係になって
幼馴染感が戻ってきた。
いつも通り千景を部活に送り出して帰ろうと歩いていたら
薮先生に声をかけられた。
「薮先生?」
「Aってお前のことだろ?」
「は…?」
担任から突然告げられる名前の確認。
「いやいや、忘れたとかじゃなくて…」
不審がる私の様子を見て慌てて弁解しようとする薮先生
「探してたんだよ、伊野尾が。」
「伊野尾くん?」
なんで伊野尾くんが私のことを?
……友達になろう。って言われたんだっけ
「そ。Aって女の子探してるんすけどどこのクラスが聞くの忘れた〜!なんて俺に泣きついてきた。」
「私影薄いから…」
え、でも、伊野尾くんって確かだいちゃんと仲良かったよね?
1番最初は友達に相談するだろうし…
なんでだろ。
「だから、俺のクラスにいるぞって言ったら大喜びして、ほらこれ」
そう言ってノートの切れ端のようなものを渡される。
そこには
「電話番号?」
「連絡してくれだとさ。お前なんだかんだいい物件捕まえてんじゃねぇか!」
コノヤロウ〜なんて肘で小突かれる。
違いますから!なんて否定だけして走って帰った。
友達になろう。って、ほんとだったんだ。
友達が少ない私にとっては嬉しいことだった。
226人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:にゃむ | 作成日時:2019年2月28日 5時