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収録が始まって約10分。
さっきからまっすーがずっと下を向いているからカメラマンが極力まっすーを写さないようにしているのが分かる。
「まっすー、お願いだからちゃんとして」
小声でまっすーに注意するけど、頷くだけでなかなか顔を上げない。
「まっすー、聞いてる？」
「加藤くんどうかした？」
「ぁ、すいません」
もうこれ以上言っても聞かないか。
まっすーってこんなんだった......？
1時間の収録が終わり、15分の休憩に入った。
「増田、ちょっと来い」
カメラが止まった瞬間、怖そうなスタッフがまっすーの腕を掴んで奥に消えた。
急に腕を引っ張られたまっすーは転けそうになりながらも駆け足で着いていった。
「今日のまっすーおかしい」
「変だね」
後ろで小山と手越の会話を聞きながら、俺も心の中で共感していた。
休憩時間が残り2分もないくらいにやっとまっすーが戻ってきたけど、どこか様子が変な気がする。
もうすぐ始まるのに歩くスピードがすごくゆっくり。
しまいには途中で立ち止まってしまった。
「まっすー......？」
「どうした？」
まっすーの行動がいまいちよく分からなくてスタッフも不思議そうにしている。
「はぁ はぁ......」
「ちょっと、大丈夫？」
そしたら突然 胸元をぎゅっと握り呼吸が荒くなっていった。
急いで近くに寄って背中をさするけど、どうしたらいいのかわからない。
「......えっ、体調悪いの？」
下からまっすーの顔を覗き込むと真っ白で、目も充血してとろんとしている。
今までずっと下を向いてたから気づかなかった。
「大丈夫っ......！？ 頭打ってない？」
まっすーが急に崩れ落ちてしまい、腕の中に抱きかかえると、小山と手越も目を見開いて駆け寄ってきた。
「まっすー？ どうしたの」
「......ぃｯ...」
小山が声をかけながらまっすーの背中を擦っているけど、もう顔が心配と泣きそうなのが入り混じって眉毛が八の字になってしまっている。
「まっすー、ちょっと水飲も」
「......ぁぁ 誰かティッシュ持ってない？」
手越がまっすーの口に水を流し込むけど、ほとんど飲めてなくて首にまで水がつたっている。
「担架持ってきました...！」
ほぼ身体に力の入っていないまっすーを担架に乗せて、男性スタッフが医務室まで運んでくれた。
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ハ ナ(プロフ) - Thunderさん» リクエストとても嬉しいです、ありがとうございます。りょうかいしました!! (2020年4月12日 22時) (
レス) id: 29128be202 (このIDを非表示/違反報告)
Thunder(プロフ) - ありがとうございます！年齢操作ではないですが、ますだくんの精神系をリクエストしたいです！>< (2020年4月11日 16時) (レス) id: 14bb36ec3a (このIDを非表示/違反報告)
ハ ナ(プロフ) - いやいや、せっかくリクエスト頂いたのに更新ものすごく遅くなってしまってすみません( ; ; ) そんな嬉しいこと言っていただけてすごくうれしいです。こちらこそありがとうございます。 (2020年3月19日 7時) (レス) id: 29128be202 (このIDを非表示/違反報告)
ましゅ(プロフ) - 読みに来るの遅くなってしまってごめんなさい(＞д＜ )想像よりもずっとずっとすばらしいお話を読ませていただいて、本当にありがとうございます！ (2020年3月18日 17時) (レス) id: ef5d9b45f6 (このIDを非表示/違反報告)
ハ ナ(プロフ) - こんばんは。ぜひぜひ！ (2020年3月17日 6時) (レス) id: 29128be202 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ハ ナ | 作成日時：2019年11月19日 17時
