拝啓、俺様鬼畜家庭教師様。俺、転生しました。 (ページ9)

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七不思議というなの── ページ9

「えー、ということで、今日から轟弟が一応このクラスに入ってくる。まあ、仲良くしてやれ。」

「「「「まじですかぁ！！」」」」

相澤先生に紹介され、クラスの人には叫ばれた。うるさい。

「よろしくお願いします。」

ペコッとお辞儀をすると、おぉ～と言う声が聞こえた。なんで？

「せんせー！質問いいですか？！」

「ああ、勝手にやれ。俺は寝る...」

……おいマジで寝たよ。

「はい、じゃー、質問！名前なんて言うの？この前はツナってよばれてたよね？」

ピンクで角はえてる……

「綱吉です。ツナって呼んでください。」

「ケロケロ。ツナちゃん、私のことは梅雨ちゃんと呼んで。」

あ、了解です。え？それって質問なの？

───いっぱいしつもんされたよ───

「ねーねー、みんなきいて！この学校って、七不思議があるんだって！」

ピンクの角の人...芦戸さんはテンションマックスだった。

「え？そうなの？！」

話に乗った様子の丸顔さんと透明さん。

「そーそー！七不思議一つ目夜中、食堂を通ると...」

「通ると？」

「パリパリ板チョコを割るような音がして、『クフフフフ……』っていってるんだって！」

ん？？クフフ？ってことはまさか…

「それでね、翌朝来るとチョコレートがなくなってるんだって！それを見た人は気が狂ったみたいに、『パイナップル……パイナップルが襲ってくる…』っていってたらしいよ！」

間違いなくあの南国果実だわ！！

「え～。あんま恐くないね。」

「安心して、まだまだあるから！えっーと、二つ目のは、深夜、校庭から『きょ…げんッ！』ってきこえるんだって。あと、カンガルーが走り回ってる姿も見られてるらしい。」

「へ～。なんていってるんだろうね？」

ん？なんか知ってるような…まさかね！

「そして三つ目！別名マッシロシロスケ。影を見た人によると、羽がはえてて、詳しいことはわからないけどマシュマロが大好きらしい。」

白蘭じゃん？！！えっ？！あいついるの？！
やばいって、なにやって──

「あと、最近不良がダイナマイトもってる『果てろ！！』が口癖の人にボコられてるらしいよ。」

「あはは、もうそれ七不思議じゃないじゃん。」

獄寺くん、君もか、君もなのか！！

「えー？でもこの学校の生徒らしいけど……」

はぁ、頭いたくなってきたかも。

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名前だけは先に登場！すべて雲雀にうばわれてたまるか！と、骸様がいらっしゃいました。