第七話 ページ8
「禰豆子…待っててくれ、すぐに、戻るから。」
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「ここか.....」
家に残っていた匂いをたどり、着いた建物。鬼特有の腐ったような血の匂いが充満していて、思わず、持っていた刀を握り直す。
「.....いこう。」
フードを深くかぶりなおし、誰に言うわけでもなくポツリと呟いた。
中に人はほとんどおらず、地下からの匂いが強い。匂いで隠し通路を発見し、そのまま進む。
研究所のようなところだ。試験管や大きな水槽。鉄格子まである。
「.....ヮ.....」
「これは.....」
後ろからの気配。前世の大正時代以来、今世では会ったこともない。だが、それは確かに...
「クワセロォオ!!」
鬼の気配。
「ヒノカミ神楽 円舞」
即座に頚をはね落とす。
昔なら、手を合わせて合掌していたが、今はそんな暇はない。
部屋の奥にあった小瓶を見つけて───
「間違いない。」
禰豆子の血液だ。つまり、ここにいて牢屋の中で唸っているのはみんな、禰豆子の血によって鬼化したものたちだ。
ガンッッ!!
不意に大きなおとがなり、牢屋が次々と壊れ、鬼が出てくる。
「ク..ロォ..!!」
腐ったら匂いがする。全員が人を二、三人は食っている。
ならば、やることは一つだ。
「ヒノカミ神楽
碧羅の天 」
また、痣を使った。
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短くてすみません!なるべく早く投稿するようにします!
補足
竈門家の人たちは前世禰豆子の子孫。禰豆子は一度鬼になってから人間に戻っているので、時間がたって鬼化薬になっちゃった。
炭治郎はそのうち(多分近いうちに)自分の血で鬼化しちゃいます。(多分)
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雪見大福(プロフ) - 天才ですね!これからも無理せず頑張ってください!楽しみにしてます! (2021年9月24日 22時) (レス) @page8 id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
ミリア - この作品も凄く良かったです!。ツナが炭治郎の家族の事件をいつ知るのか等続きが楽しみです!。今後も無理せず自分のペースで更新頑張って下さい。 (2021年8月31日 18時) (レス) id: 11074d0491 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:スルメちゃん | 作成日時:2021年5月5日 14時