第９話 ページ10
「それより、全員を連れ出す方法は？」
私が話題を切り替える。
「第一、能力的不足だろ。」
「レイ！」
そう言ってエマはレイにボールを投げる。
「でも事実だろ。」
そう言ったレイにはノーマンとエマの２人とも口を噤んだが
「それについては考えた！考えがあるの！」
エマはそう言った。
考えとは鬼ごっこをすることだった。
ただの鬼ごっこではなく、頭と体を使った鬼ごっこだ。
それならママにばれず、逃走の基礎力も上がる。
「体の使い方は私とAが、頭の使い方はノーマンとレイが先生で…私達が生徒。」
「待って。私、体力がある事を知られたくないから何時も鬼ごっこには参加してないんだけど。」
「Aって頭はいいけど、何時も参加していないからみんなの事はよく知らないでしょう？」
「はぁ！？それとこれは話が違うでしょ！」
「落ち着いて。参加する事で皆の力を知ってもらいたいの。脱走にも必要だと思ったんだけど…」
私はどうせ、子供だからそんな力は無いと思っていた。
そんな私は甘かった。
「鬼はノーマン。私とAに付いて来て！」
「はーい！」
エマがいい、皆が走り出す。
「これが…此処の…皆の力？」
気がつくと私は呆気に取られていた。
木の枝や茂みを上手く利用して、体も沢山動かして逃げる。
「Aも鬼ごっこに参加するの〜？嬉しい〜！」
私が任された子供達が言う。
私なりの逃げ方を教えてもいいかな？
「皆。逃げる時のルールを一つ付けるからよく聞いて。」
私が任されたのは元気がいい９〜７歳の人たちだ。
私が出したのは木を沢山使って足跡を残さないようにする事だ。
ノーマンが近くに来たら木の高い方に登り隠れる。
ノーマンが登って来たら、登っている間に別の木に移る。
「不安な子、手を挙げて。」
すると、アンナが手を挙げた。
「この前…髪の毛が木に引っかかって、痛かったから…」
「なら、一緒に逃げよう？アンナ。」
「うん！」
地上での逃げ方はエマが教えてくれた。
だから、私は木の上での逃げ方を教える。
「ノーマンが来た！」
アンナが言う。
「大丈夫。隠れて…」
「あ！ノーマン通り過ぎたよ！」
「油断しちゃダメ。ほら。戻って来た。」
「ほ、本当だ！」
「もう１人で大丈夫？」
「うん！」
「他の２人を見てくる。」
ラッキーアイテム
革ベルト
ラッキーカラー
あずきいろ
ラッキーナンバー
8
おみくじ
おみくじ結果は「末凶」でした！
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 80人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「原作沿い」関連の作品
追憶シード Part1【イナGO】
【名探偵コナン】全キャラクターが持つ能力を全て扱える様になったから無双する ４２
アッカーマンなんて·····３【進撃の巨人】
この作品が参加のイベント ( イベント作成 )
この作品が参加のイベント 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
凛猫(プロフ) - ソウさん» 応援してくださりありがとうございます！ 明日の夜までには続きを作成できると思いますのであと少しお待ち下さい。 (2019年8月12日 19時) (
レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - あー！続き楽しみです！頑張ってください！ (2019年7月30日 15時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - 大体の流れは思い付いているんですが、どんな風に進めれば良いか、考えてます！今日中に更新しますので、もうしばらくお待ちください！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - ドラゴンさん» 今日中に更新します！…多分…いや、絶対！ (2019年2月14日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - まさか二人って‥‥続きを待ってます！ (2019年2月13日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
