第34話 ページ36
ノーマンside
「なんだ これ？」
僕は自分の部屋の引き出しの中にあったモノを取りながら呟いた。
そのモノとは小さな小包と
「W.H？」
__そう書かれたペン。
誰かの名前だろうか？
一体誰から___？
「この小包は何だろう？」
そう思い開けると、中には箱があった。
箱の中には何かの鍵の型。
マスターキーだ。
って言うことは、これは…シスターから？
これで何処にでも行ける！
Aside
首が痛い。
瞼が重い。
暗い。
一人。
怖い。
助けて。
起きて。
みんなが探してる。
ノーマンは出荷されちゃう。
貴方がいないと脱出は__
無理になる。
そのことに気づき、目を開く。
が、相変わらずそこは真っ暗な空間。
何処かの部屋らしい。
ドアの鍵は…勿論かかっている。
部屋に唯一ある窓からは真っ暗な空しか見えない。
…夜。
月の高さから見て7時30分ごろか？
部屋は中々人が通らない場所にある。
「A？起きた？」
部屋の外から声がする。
『…ママ』
「乱暴でごめんね。急だけれど貴方は明日、出荷になったわ。」
急過ぎない？
此処で怒ったら負け。
『そう。…使えない犬は生きる意味なんてないってこと？』
「ふふっ。いいえ。違うわ。外の辛さを味わってもらう為よ。」
外？
出荷とは違う？
『はぁ？意味が分からないんだけど？』
なんだって言える。
もうママの犬じゃない。
少なくとも私にとっては。
「貴方は出荷とは少し違うのよ。」
え？
「狩庭に行ってもらうの。」
狩庭？
何処…？
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あずきいろ
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8
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凛猫(プロフ) - ソウさん» 応援してくださりありがとうございます！ 明日の夜までには続きを作成できると思いますのであと少しお待ち下さい。 (2019年8月12日 19時) (
レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - あー！続き楽しみです！頑張ってください！ (2019年7月30日 15時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - 大体の流れは思い付いているんですが、どんな風に進めれば良いか、考えてます！今日中に更新しますので、もうしばらくお待ちください！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - ドラゴンさん» 今日中に更新します！…多分…いや、絶対！ (2019年2月14日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - まさか二人って‥‥続きを待ってます！ (2019年2月13日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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