第33話 ページ35
レイside
エマとノーマンが逃げる方法は決めた。
ノーマンにも話したから、大丈夫。
ノーマンはわかったと言ってくれた。
あとは作戦を成功させるだけだ。
「集まって」
ママの声。
廊下を歩いていたレイは急いで食堂へ向かう。
「みんな聞いて。いい知らせよ。ノーマンの里親が決まったわ。
急だけど明日の夜の出立よ。」
ママは笑顔だ。
その事に驚くみんな。
皿を落としたり、泣いている子もいた。
俺はママを睨んだ。
が、ママの表情は変わらない。
笑っている。
その顔を見て一瞬寒気がした。
何か、嫌なことが__
「あともう一つ、いい知らせがあるわ。」
もう一つ?
そういえば…Aは何処に行ったんだ？
「なに？なに〜？」
年少の子達がママに聞く。
「それはね。Aの里親も決まったのよ。」
は？
「えええーーーっ！？」
兄弟の誰かが叫ぶ様な驚いた声を上げる。
嘘だ。
「Aも明日の夜に出立するわ。」
嘘だっ！！
信じたくない！
こんなママの言うことなんて！
レイは急いでAを探す。
__が、
「嘘だろ……何処にも…いない？」
食堂に戻り、兄弟全員を見るが、そこにもAの姿はない。
「ねー。ママ。Aは何処にいるの〜？」
兄弟の誰かが聞いた。
「Aはね、みんなと別れるのが辛いからって、今は部屋にいるわ」
何処の部屋だ？
鍵が開いているところは全て探した。
なら、何処に__
鍵が開いているところ？
鍵が開いていない…つまり、鍵がかかっているところは…？
__そうだ。
Aは閉じ込められている！
下手に探しても怪しまれるだけだ。
そう考えたレイは、探したい気持ちを
無理矢理抑えてエマの元へ向かった。
食堂にいたノーマンの顔は
レイの目線には入っていなかった
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凛猫(プロフ) - ソウさん» 応援してくださりありがとうございます！ 明日の夜までには続きを作成できると思いますのであと少しお待ち下さい。 (2019年8月12日 19時) (
レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - あー！続き楽しみです！頑張ってください！ (2019年7月30日 15時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - 大体の流れは思い付いているんですが、どんな風に進めれば良いか、考えてます！今日中に更新しますので、もうしばらくお待ちください！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - ドラゴンさん» 今日中に更新します！…多分…いや、絶対！ (2019年2月14日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - まさか二人って‥‥続きを待ってます！ (2019年2月13日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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