第25話 ページ26
下見決行
ノーマンとエマが下見
ギルダとドンは見張り
そして__
私とレイがママを引きつける
_4時間前
「シスターを出荷？」
「そうよ。彼女はもう、用済みだもの。」
私とママは物置部屋で話をしていた。
「…私も用済みになったら出荷される？」
「いいえ。貴方は出荷までしっかり働いて貰うわよ。」
「私は労働者？」
ふふと笑い、
「仕方ないでしょう？出荷期間を伸ばすにはこれくらいのことはしてくれないと。」
まぁ、そうだね、と てきとうに言う。
「あと、レイを手放すわ。」
その言葉に続けて今日は下見よね？と言う。
「うん。」
ごめんね。みんな。
弟を守りたい。
レイside
「始めようぜ。薬剤のすり替え。」
「ええ。」
何故かさっきからシスターの姿が見えない。
それにAは参加できないと言う。
「排除したの。」
ママがそう言う。
は？
「シスター・クローネは排除した。」
嘘だろ？
思わず俺シスターの部屋へ走る。
扉を開けたが、誰も居ない。
背後でママが言う。
要らなくなった。だから排除したの。
振り向いて自分でも解らない何かを言いかけた…が、
あなたもよ
それをママの声が遮った。
「は？」
「取り引きは今、この時を持ってお終い。」
え…？？
俺クビ？
「嘘だろっ！ママには俺が必要だろ！俺は上手くやってた！」
「ええ、そうよ。とてもよく使える犬だった。例え、裏切り者であっても ね。」
ママは俺を睨む。
負けずと俺も睨み返す。
そしてこう言った。
「でも！問題ないだろ！使えれば！」
俺はママにそう言ったが、
そのママの後ろからやって来たのは
「レイ。…ごめん。」
悲しそうな顔をしたA。
嘘だ。
嘘だ嘘だ嘘だっ！
「これでわかった？これからはAを使う。この仔は既に裏切っている。」
だったら俺を使ってもいいだろ！
だが、
「でもね。私に嘘を吐かない。いいえ。吐けないのよ。」
現状が飲み込めず、言葉が出ない。
「そう言う事よ。じゃあね。レイ。」
扉を閉めるママは微笑を浮かべていた。
それに対してAは今にも泣き出しそうな顔だった。
苦しいのになぜ裏切り者をしている？
俺が言った言葉は閉まった扉にしか聴こえていなかった。
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凛猫(プロフ) - ソウさん» 応援してくださりありがとうございます！ 明日の夜までには続きを作成できると思いますのであと少しお待ち下さい。 (2019年8月12日 19時) (
レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - あー！続き楽しみです！頑張ってください！ (2019年7月30日 15時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - 大体の流れは思い付いているんですが、どんな風に進めれば良いか、考えてます！今日中に更新しますので、もうしばらくお待ちください！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - ドラゴンさん» 今日中に更新します！…多分…いや、絶対！ (2019年2月14日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - まさか二人って‥‥続きを待ってます！ (2019年2月13日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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