第17話 ページ18
このハウスではみんなが兄弟、または姉妹。
でも…
「……A…A！」
聞き覚えのある声だ。
目を開けるとエマが居た。
どうやら寝ていたらしい。
「もう…朝？」
今日の天気は曇りらしい。
時間が経つのは本当に早い。
よいしょ、と身体を起こす。
「みんなも起きて〜！」
エマはみんなにも呼びかける。
言い終わるとエマは、立ち上がった私の耳元で
「ノーマンが呼んでたよ。」
と言った。
「…わかった。何処にいる？」
ノーマンは自分の部屋の前にいた。
廊下にいるのだが、食堂近くにいるであろう、子供達の声しか聞こえない。
照明は付いているはずだが、少し暗い。
「で、私をここに呼んだ理由は？」
「A。君は内通者なの？」
突然ノーマンが本題を出す。
私を睨むような目をしてノーマンが言った。
それに怯まず私は言った。
「そんな訳ないでしょ？レイって決まったし。」
「じゃあ、これは何？」
そう言って私に見せたのは、昨日レイから貰った手紙。
「なに？それ…暗号？」
ちぎり捨てたあの手紙はパズルのように繋げられていた。
「…追跡して ママ…？」
「そう。この紙、Aは見覚えある？」
「？ ないけど。」
「本当？」
「本当。」
「じゃあ、なんでAはすぐに暗号を解けたの？」
急にノーマンが変な質問をしてきた。
「普通じゃない？すぐに法則がわかったから。」
「Aってこう言うクイズが好きなの？」
「まぁ、うん。」
ノーマンの言葉には罠が見えなかった。
「じゃあ、たくさん解いた事があるんだ？」
少し、怪しげな顔をしてこちらを見るノーマン。
ある、と答えようとしたとき__
「ノーマン。A。朝ご飯。」
「__レイ。…じゃあ、またあとで聞かせて。」
「？う、うん。」
先にノーマンが食堂に行く。
静かな廊下には私とレイだけになった。
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凛猫(プロフ) - ソウさん» 応援してくださりありがとうございます！ 明日の夜までには続きを作成できると思いますのであと少しお待ち下さい。 (2019年8月12日 19時) (
レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ソウ - あー！続き楽しみです！頑張ってください！ (2019年7月30日 15時) (レス) id: 8344a9dd37 (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - 大体の流れは思い付いているんですが、どんな風に進めれば良いか、考えてます！今日中に更新しますので、もうしばらくお待ちください！ (2019年5月26日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
凛猫(プロフ) - ドラゴンさん» 今日中に更新します！…多分…いや、絶対！ (2019年2月14日 15時) (レス) id: 18f542a8ee (このIDを非表示/違反報告)
ドラゴン - まさか二人って‥‥続きを待ってます！ (2019年2月13日 21時) (レス) id: cddb962df9 (このIDを非表示/違反報告)
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