5 ページ16
緑side
流星がずっと隣で支えてくれてたことは知っとったけど、その意味を考えようともしないぐらいシゲのことしか考えてなかったんやろなって今になって思うわ。
恋に盲目っていうやん。冷静やなかったし、視野がほんまに狭かったんやと思うから流星には悪いことしとったな
こっから感謝伝えていくしかないな…って気合いを入れとると
赤「なあ神ちゃん。ずっと伝えられんかったんやけどな、俺神ちゃんのこと大好きや。今更言葉にするのが恥ずかったんやけどな、8年前神ちゃんと関係を持つ時にはこの感情が恋とか愛って気づけんお子ちゃまだったやけで初めて神ちゃんに出会った時からずっとずっと俺にとって特別で唯一の存在やねん。
神ちゃんが俺のことを好きっていう愉悦感にひたってセ フレになろうとかとち狂ったようなこと言ってまうアホやけど、神ちゃんのことが大好きなんや。どーでもいい存在にせんといて」
シゲの真剣な顔を見たら
俺も自分の気持ちちゃんと伝えなあかんな…って思って
緑「ずっとずっとシゲのことが好きやったよ。でもな、シゲの隣におるのがしんどくなったんや。シゲはさ、全然俺と一緒におる時楽しそうやないし、すぐ淳太流星はまちゃんって俺から離れてくし、嫌いになりたいって思ってもセック スする時だけシゲから求めてくれるのが嬉しくて…自分勝手なのに中途半端に優しくて嫌いになれへんかった。シゲのことはどんどん好きになっていく一方でどんどん自分のことが嫌いになって、こんな自分消えてしまいたいって思ってしまうことにも自己嫌悪して…
どーでもいい存在になったんやなくてシゲのことを好きでいることに限界が来ただけなんやと思う」
1度深呼吸してから
緑「今は距離を置きたい。自分勝手やけど、今シゲと付き合ったとしても自分に自信がないから疑心暗鬼になるやろうし、シゲのこと信じられなくてお互いに傷つけるだけやと思う」
そう伝えると
赤「いっぱい傷つけてごめんな。神ちゃんはほんまに魅力的な素敵な人やで。神ちゃんが信じられるくらいこれからは愛を伝えてくわ。神ちゃんがいるから今の俺がおるし、神ちゃんの笑顔が俺の活力なんやで」
緑「ありがとうな嬉しいわ」にっこり言うと
赤「神ちゃん可愛ええからほんま心配やわー。今までは素っ気なかったのに最近付き合いがええって先輩方やスタッフさんがテンション上がってるんよ。しかも流星がライバルとか」
緑「安心せえ10年以上一途に思ってきたんやからシゲのことだけ」
165人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:奏多 | 作成日時:2022年12月26日 0時