奥様は魔女で粗暴2 (ページ38)

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side:you
さて！
今から本番です。
一通り通して、バッチリ！
これなら、本番も上手くいくね！
リハでも上手くいってたし、後は踊りきるのみ。

司会『皆さん、お待ちかねの二人が登場です！！』

大歓声の中、
私達のステージが始まった。
最初から情熱的に。
足を絡ませながら、ステップを踏む。
ｼﾞｭﾝﾐｮﾝがリードしながら、踊る。
途中でｼﾞｭﾝﾐｮﾝの太股に足を絡ませ、片足を上げる。
体は上がったり、下がったりで大忙しだ。
そして、
最後は今にもキスが出来そうなぐらい顔を近付けてフィニッシュ。
その時、ｼﾞｭﾝﾐｮﾝが囁いた。

ｽﾎ『綺麗だって言ったの、本気だから』

なんで、ここで言うの？！
自分の顔が熱くなるのが分かった。
それでも、最後は笑顔で会場を見渡す。
私達のステージは大成功に終わった。

side:suho
僕らのステージが終わり、袖にはけると

『ｼﾞｭﾝﾐｮﾅ～』

顔を真っ赤にさせて、恨めしそうなヌナがいた。

ｽﾎ『なに？』
『なんで、あそこであんな事言うの～;』
ｽﾎ『だって、ヌナ本気にしてなかったでしょ？』
『え～;だからって…』
ｽﾎ『僕の意趣返しだよ^^僕は本当の事を言ったのにな～^^』
『うぅ～;』
ｽﾎ『今のヌナは可愛いね^^』
『ｼﾞｭﾝﾐｮﾅ！』
ｽﾎ『あははは～^^』

はぁ～、ホント可愛い。
この後、僕はグループで歌う。

ｽﾎ『ヌナ、デートの約束忘れないでね。僕ら、賞取るから^^』
『へ？は？デートって、デートなの？』
ｽﾎ『そうだよ～^^祝賀会という名のデートだから^^』
『うぅ～…はい』
ｽﾎ『ちゃんと見ててね。僕を』
『うん』

ダンスを踊りきった高揚感で迫っちゃったけど、
引かれてないかな…
でも、ここで迫らなかったら男じゃないよね。
明らかに僕の周りが応援体制だもん。
これで付き合えなくても、
ヌナとならいい関係が築けるのは間違いないし。
とにかく、僕の気持ちを伝えたい。
たとえ、どんな結果になったとしても。