僕だけのもの4 (ページ4)

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153:女の子なヌナページ4

side:jh
jk『そういうことなんで、お願いします！』

それはそれはもう、姿勢よく土下座したｼﾞｮﾝｸﾞｸが素晴らしかったです。
ヌナのために。
というか、ヌナとの時間のためにここまでするとは。
そこまでしなくても、二人きりにしてあげるけども。

jk『一時間ぐらいでいいんで』
jh『え？そんなもんでいいの？』
jk『はい。ヌナ、疲れてるだろうし、明日も仕事ですから』

ん～、だからこそｼﾞｮﾝｸﾞｸに甘えたいのでは？
その話が出た時の状況やヌナの表情を見てないから、なんとも言えないけど;
…
短く見積もっても、二時間は戻らない方がいいか。

jh『分かった。じゃあ、そんぐらいには戻るようにするよ。二人の時間、楽しみな^^』
jk『ありがとうございます^^』

さて、どの部屋に遊びに行くかな。

side:jk
ﾎｿｷﾞﾋｮﾝに交渉して、少しの間部屋を空けてもらった。
そろそろかなって思ってるとチャイムが鳴った。

jk『待ってたよ^^どうぞ』
『ありがとう^^あれ？ﾎｿｸは？』
jk『ヒョン達の部屋に遊びに行ったよ』
『そっか。気、遣わせちゃったかな;』
jk『ヒョンはそんな事気にしないよ^^』
『そうだといいんだけど;』

ごめんね、ヌナ。
僕が二人きりになりたかったんだ。
ヌナはヒョンもいると思ってたんだよね。
その証拠に三人分の飲み物やお菓子を持ってる。

『じゃあ、このお菓子は皆で食べて^^』
jk『うん。ありがとう^^』

ヌナから荷物を受け取って、僕が先にベッドの上に座った。
ヌナはこの後どうするかな？横に座るかな？

『ｸﾞｸ、』
jk『ん？』
『重いと思うけど…ごめんね;』

そう言いながら、僕の膝の上に横座り。
シャンプーの香りがフワッとしたなと思ったら、ヌナの腕が僕の首に回っていた。
ヌナからギュッて抱き付いてる。
わぁ～、感動。
ヌナからなんて。
僕もヌナを抱き締め返した。

jk『疲れた？』
『ん～…そういう訳じゃないけど、くっつきたかったかな』
jk『そっか^^』
『うん。こうしてｼﾞｮﾝｸﾞｸに抱き付けるのは私だけって。噛み締めてるとこ』

ヌナ、もしかして気付いてたのかな。
女の子達の目線に。
ヤキモチ妬いてくれてたなら、それはそれで嬉しい。
でも、気を揉むことは何一つ無いよ。
僕にはヌナだけだから。
僕はヌナだけのものだから。
だから、
こうやって、少しずつ女の子なヌナも見せてよ。
僕だけに。