僕だけのもの (ページ33)

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32:花束の意味ページ33

side:Nigella
ｼﾞｮﾝｸﾞｸが用意してくれたプチお祝いパーティーも終わり、ｼﾞｮﾝｸﾞｸは名残惜しそうにしながらも次の現場に。
私達はこれで今日の仕事は終わり。
宿舎に帰ることに。
帰りの車の中で舞子は大事そうに花束を抱えていた。
なんだかんだで、ｼﾞｮﾝｸﾞｸの事好きだと思うんだけどな～舞子も。
あ。
花瓶、あったっけ？
舞子の事だから、部屋に飾りたいだろうし。
ん～…

『どうしたの？』
Ni『花瓶、あったっけ？』
『あるよ^^部屋にしまってある。なんで？』
Ni『飾るでしょ？それ』
『…うん^^』
Ni『良かったね^^旦那さんからのプレゼント。意味、調べたの？』
『あ。まだ』
Ni『今、調べてみたら？すぐに探せそうじゃん(てか、すぐに出るけどね)』
『そうだね。調べてみる』

この子、意味が分かったらどんな反応すんのかしら。
私達年長組が一番後ろ、その前にマンネラインが座ってる。
ソユンとミンソは乗って早々、夢の世界に旅立っていった。
今日も疲れたもんね;
着くまでゆっくりお休み。
残りの一人ジウはというと、静かに様子を伺いながらこちらにカメラを向けていた。
舞子の様子を録画中だ。

(Ni『グッジョブ』
Ha (´∀｀)b)

舞子はスマホを見つめながら、顔を染め上げていった。
というか、この子肌が白いから首まで染め上がっているのが分かる。
ピンク色に。

Ni『意味分かった？なんだった？(まぁ、知ってるけど)』
『…あなたに夢中』
Ni『ほぉ～。熱烈だね^^』
『そうだね』
Ni『顔、赤いよ^^』
『だって…、こんな風に思ってるなんて思わなかったから』
Ni『それがｼﾞｮﾝｸﾞｸの気持ちでしょ。結構、あからさまだったじゃん』
『いや…でも、姉として慕ってくれてると。それに番組も絡んでるし』
Ni『だとしても、気持ちに嘘は無いでしょ。
花束に意味を込めるなら、別の意味でも良かったんだし。
姉として慕ってるなら、尊敬とかの意味の花束でもいいじゃん』
『確かに…』
Ni『素直にその文字面のまま、受け取っておきなよ』
『…うん』

ｼﾞｮﾝｸﾞｸよ。
花束の効果はあるかもしれないぞ。
とりあえず、都さんとﾎｿｸに動画見せてみるか。
ジウはｼﾞﾐﾝに見せるんだろうから。