結婚恋愛６ (ページ35)

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二日目ページ35

「ユノのお守り貸して。」

「お！そういうと思って、バッグに入れてある。」

バッグの中を探ったら安産祈願のお守りがポケットに入っていた。

「ありがとう、旦那様」

「昨日も持って行けばよかったのに。」

「本当に。ユノの言う通りにしておけばよかった。」

俯いたAがいじらしく思えた。

「そうだな、今日は終わったら食事に行こう。この前連れて行ってくれたところが良いな。」

「うーん、何時に？」

「仕事が終わり次第だけど。大将の顔見たら元気出るだろ？」

あの店は結構気に入った。どの料理もおいしかったし、二人だけの空間を作れたし。
それに、家じゃないのにくつろげるっていうのも。

「じゃあ、それまでの間にヨガに行こうかな。最近行けてなかったし。」

「そうそう。今日で終わるんだから少しリラックスしたほうがいい。」

「じゃ、仕事終わったら連絡して。」

「了解。」

そのままキスを落としたら、また昨日と同じ力強い背中を見送ることになった。
送り出してから、初めてベッドメイクをしてみた。
でも、Aがやるみたいにうまくできない。
洗濯ものを乾燥機から取り出して畳んでみた。
前に教わった畳み方で、でもAの下着の畳み方は教わってなかったことに気が付いた。

「こんな小さい布切れでどうやって隠すんだよ。」

両手で広げても布地の小ささは明らかだけど、この布地を下ろすときにどれほど興奮するか思い出した。

「もう生理終わったかな？」

ふと時計を見たらもう迎えが来る時間だ。
急いでチノパンとニットを着てショート丈のコートを羽織った。
ニットキャップに伊達眼鏡は欠かせない。
地下駐車場に行ったら、黒塗りのバンが止まってた。

「おはようございます。」

いつも通りチャンミンが先に乗っていた。その隣にいつも通りに腰を下ろした。