トースト ページ49
「ねえ、何枚焼くつもり？」
食べている傍から皿に乗せられたトーストを眺めた。
「えーだって綺麗に焼けただろ？」
3枚目のトーストにかじりついたユノが上目遣いでAを見上げた。
「まあ、確かにキレイに焼けるようになったけど、ここ３日間ずっと朝・昼トーストだし、おかげでパンを買う量が半端ないんですけど。」
「じゃあ、他に何を作ればいいの？」
「味も飽きてきたし。」
「そう？俺は全然。」
ユノはAの皿からトーストを取ってココナッツオイルを塗った。
「ユノ、味覚音痴だから。」
「そんなことないよ！不味いものは不味いってわかるもん！」
「あー、卵焼きとか？」
ファンクラブの会報についてきたDVDを思い出してしまった。
「あれは…不味かった…。」
「あははは！あれじゃしょっぱいでしょ！」
「今度作ってあげようか？」
「絶対イヤだ！あははは。」
笑いながらコーヒーを注いだ。
ユノの分は少し甘めにするためにココアとミルクを入れたカフェモカ、自分の分はブラックコーヒー。
「あと、ユノも一緒にダイエットしようね。」
「えー？」
「だって、ライブもあるし、ブライダルフォトも結婚式もあるんだから。」
「Aはまだ完全に体重戻ってないんでしょ？」
入院した時ほど痩せてはいないが、体重はあの時より戻って来ている。
過剰なダイエットはしたくないけど、それでも体型が気になる。
「そうだけど、やっぱりきれいにドレス着たいし、勉強ばっかりだとストレスたまるから。」
「じゃあ、早朝に散歩でもしますか？」
「いいかも！」
「じゃ、明日からね。」
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maimai(プロフ) - wakaさん» いつもありがとうございます！コンスタントに更新できないかもしれませんが、気長に楽しんでください(^▽^)/ (2017年1月31日 22時) (
レス) id: 89c5e1ec04 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 新章おめでとう！！いつも楽しみにしてるから、これからもよろしくお願いします(^o^) (2017年1月31日 2時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2017年1月31日 0時
