脱ぎっぱなし ページ47
「Aちゃーん、一緒にお風呂入ろ〜。」
「えー私入っちゃったもん。」
「でも、体冷えちゃったからゆっくり入ろうよ〜。」
後ろから抱き着かれて甘えられたら拒否なんかできない。
「わかったよ〜」
「おー！すげ〜。やっぱりAちゃんは優しいなぁ〜」
上機嫌でリビングに入っていくユノの背中を見つめて、バスルームに入って湯船にお湯を張った。
浴室暖房のスイッチも入れて、入浴剤はバラの香り。
結局ユノの持っていたバラのブーケは造花だったから、そのまま靴と一緒にボックスに収めて、玄関に飾った。
「あーそうそう。あの靴は結婚式にAが履くんだよ〜。」
「って、あの靴高いでしょ？」
「うーん、わかんない千恵さんから請求書もらってないし。」
「最近、散財しすぎじゃない？」
「あー、そう？奥さんの為なら財布のひもが緩んじゃうんです。」
「そういう日本語よく知ってますね。」
呆れながらパジャマを準備すると、ユノが隣に座った。
「奥さん、パジャマ脱ぎっぱなし。」
クスクスと笑いながらクローゼットの真ん中に脱ぎ捨てられたパジャマを指さした。
相川に電話をもらって急いで着替えたからそのままだった。
「俺のこと言えないね。」
「こんなこと初めてだもん！」
慌ててパジャマを畳みなおした。
「ま、それほど思われてる俺は幸せ者だけどね〜。」
ユノが呑気にクローゼットから出て行った。
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maimai(プロフ) - wakaさん» いつもありがとうございます！コンスタントに更新できないかもしれませんが、気長に楽しんでください(^▽^)/ (2017年1月31日 22時) (
レス) id: 89c5e1ec04 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 新章おめでとう！！いつも楽しみにしてるから、これからもよろしくお願いします(^o^) (2017年1月31日 2時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2017年1月31日 0時
