笑顔が一番 ページ40
「やっぱり、Aは笑ってる顔が一番だね。
ま、怒った顔も泣いた顔も好きだけど。
笑顔が一番好きだな。」
真冬の深夜で息が白く変わった。
「私も、ユノの笑顔が一番好き。」
「ハナミズキと白いバラの花言葉知ってる？」
テーブルの上に置かれたハナミズキとバラの花束を二人で見つめた。
「知らない…。」
「ハナミズキは『私の想いを受けてください』、白いバラは『私はあなたにふさわしい』」
「ユノってやっぱりロマンチスト。」
クスクスと笑い出した。
「ダメ？」
「ううん、こんなにロマンチックなプロポーズは何回でも経験したい。」
そう言うとユノは怪訝な顔をした。
「ただし、相手はユノだけ。」
Aの言葉にフッと笑って。お互いの額をくっつけた。
プラスチックの透明なボックスにハイヒールとハナミズキの造花を入れて、Aは靴を履き替えてそのボックスを手にとった。
「これ片づけないと。」
「大丈夫、頼んであるから。」
「ダメだよ〜。これ片付けるの結構大変だよ。」
Aが扉を閉めて、キャンドルを端から吹き消してまとめ始めた。
その後ろ姿を見つめながら、Aらしさがにじみ出ているような気がして、思わず目を細めて口元を綻ばせた。
「はいはい、わかりました。」
２人で並んで大小さまざまな大きさのキャンドルを吹き消してまとめていった。
「ユノ、せめて大きさは揃えようよ〜。」
「うちの奥さんは几帳面ですね〜。」
「ユノが大雑把すぎるんでしょ！」
Aがむくれながらキャンドル大きさを仕分けしていった。
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maimai(プロフ) - wakaさん» いつもありがとうございます！コンスタントに更新できないかもしれませんが、気長に楽しんでください(^▽^)/ (2017年1月31日 22時) (
レス) id: 89c5e1ec04 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 新章おめでとう！！いつも楽しみにしてるから、これからもよろしくお願いします(^o^) (2017年1月31日 2時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2017年1月31日 0時
