Yes！ ページ39
「ああ、俺はバカだよ。
もっと早くこうするべきだったのに、Aの誕生日まで待とうとしてた。」
天井を仰ぎ見ながら反省をつぶやいた。
「誕生日？」
「そうだよ。
でも、よくよく考えたら記念日は記念日にした方が良いだろ？
誕生日にかぶってもダメだ。
そうしたら祝える日が減るし。」
自分のシャツの袖でAの涙を拭いた。
「で、なんで泣いてるの？」
「だって、嬉しくて…。」
「嬉しいのに泣くの？」
ユノは笑いながらAの頭を撫でた。
コクコクと頭を縦に振ったAを見ながら口元が緩んだ。
「今までもこれからも淋しい思いや、辛い思いをさせるかもしれない。
でも、俺はAと一緒に居たい。Aを幸せにする。」
ユノの言葉に更に涙があふれだした。
「で、返事は？」
ユノがAの涙を拭いながら顔を覗き込んだ。
「イエスに決まってるでしょ！」
背伸びしてユノに抱きついた。
ユノにクラシックな椅子に座るように促された。
テーブルに飾られたハイヒールをAに履かせるとAを抱き上げ、外に向かった。
イングリッシュガーデンに出るとライトに照らされたテーブルセットがあって、そのまま椅子に座るとAを見つめた。
「エンゲージリングは年明けに見に行こう。もう店に予約してあるんだ。」
「私たちもう結婚してるよ？」
Aが今日初めて笑った。
「俺たちは結婚してからが恋愛だろ？だからエンゲージもこれから。」
「なにそれ？変なの」
またAが笑った。
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maimai(プロフ) - wakaさん» いつもありがとうございます！コンスタントに更新できないかもしれませんが、気長に楽しんでください(^▽^)/ (2017年1月31日 22時) (
レス) id: 89c5e1ec04 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 新章おめでとう！！いつも楽しみにしてるから、これからもよろしくお願いします(^o^) (2017年1月31日 2時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2017年1月31日 0時
