親友のピンチ ページ30
ユノが出て行った部屋でぐちゃぐちゃになった。
涙と鼻水は止まらないし、頭の中もグチャグチャ。
身体は連日の夜の所為で怠いけど、目はさえてしまっている。
仕方なくクリスマスツリーを片づけた。
飾る時はあんなに楽しかったのに、片づけるときはこんなに寂しい。
手に持ったスマホをタップした。
数回のコールの後に博美の少しハスキーな声が耳に響いた。
「博美…どうしよう。」
「どうしたの？」
Aの泣いているような声を聞いて、異変を感じた博美が隣で起き上がった恋人に黙るように唇に指をあてた。
「ユノに、ユノに酷いこと言っちゃった…。」
「ちょっと待って、今どこ？」
「家…。」
いったん止まったと思ったのに、涙がまたボロボロと零れ落ちた。
「一人なの？」
「うん…ユノに出て行ってて言っちゃった…。」
「今からそっち行くから。」
「いいの？」
泣きながら笑てしまった。
「親友のピンチに傍にいないなんてありえないでしょ？」
「ありがとう…。」
30分ほどしてチャイムが鳴ったので、博美に上がってくるように伝えた。
よく考えてみたら、博美をここに呼ぶのは初めてだ。
正確に言えば、チャンミンと宮田と相川以外はこの家に人を入れたことが無い。
「あんた、ボロボロ。」
博美がAを見るなり笑いながら呟いた。
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maimai(プロフ) - wakaさん» いつもありがとうございます！コンスタントに更新できないかもしれませんが、気長に楽しんでください(^▽^)/ (2017年1月31日 22時) (
レス) id: 89c5e1ec04 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 新章おめでとう！！いつも楽しみにしてるから、これからもよろしくお願いします(^o^) (2017年1月31日 2時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2017年1月31日 0時
