2ヶ月先 ページ29
「まあ、それはそうですね。
ただ、毎日好きな相手が横に居るという経験が、あいにく俺にはありませんが。」
「俺だって初めてだよ…。」
２人とも練習生時期を含めたって、毎日好きな相手が隣にいたことなんてない。
「ま、ヒョン。浮かれすぎでしたから。」
ここ一ヶ月ほど、ユノの明らかに肌艶が良かったことと浮かれっぷりをよく知っている。
「そんなに？」
「ええ、かなり。」
「そうか…。『世間一般の夫婦と違う形で結婚したし。』って言われた」
「…多分、ヌナは不安なんじゃないかな？」
「やっぱり…。」
「思い当たるんなら、不安取り除いてあげたらいいと思いますけど。」
一本飲み終わって、次のビールを冷蔵庫に取りに行った。
「言葉でも言ってるし、態度でも示してるよ。」
「でも、態度で示した結果がこれですよね？」
プルトップを開けるとプシュッと小気味の良い音が部屋に響いた。
「…どうしたらいいんだよ…。」
「確証あげたらどうですか？」
「確証？」
結婚というスタイルを取ってもなお不安を抱いているのなら、きちんと最初からやり直すほかない。
そもそも、ユノたちの結婚は入籍がスタートラインで、それから恋愛を開始したようなものだし。
プロポーズがすっ飛ばされている。
「プロポーズきちんとしてあげたらいいと思いますけど。ちゃんとしてないんですよね？」
その一言に深くため息を吐いた。
「実はさ、計画してるんだよ。」
「いつ？」
「Aの誕生日の２月２７日に」
今から２ヶ月も先だ。
「それまで待てる状況じゃないでしょうね。」
「だよね…。色々計画してたのに…。」
「だから、マネヒョンと最近会議室で話してたのか。」
最近、やたらとユノと宮田が消えるものだから一度後をつけたことがあった。
「そうだよ…。」
「ま、マネヒョンに早く相談した方が良いですよ。
このままだとヌナを失うかもしれませんし。」
「そんなの考えられない。」
ユノが頭を抱えた。
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maimai(プロフ) - wakaさん» いつもありがとうございます！コンスタントに更新できないかもしれませんが、気長に楽しんでください(^▽^)/ (2017年1月31日 22時) (
レス) id: 89c5e1ec04 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 新章おめでとう！！いつも楽しみにしてるから、これからもよろしくお願いします(^o^) (2017年1月31日 2時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2017年1月31日 0時
