荒っぽく？ ページ3
「奥さん、ヘルメットの準備はいいですか？」
ユノがニヤニヤしながらベッドに座ったAを見下ろした。
「ユノ、そろそろ子ども…。」
昨日、教授と話したら子供のことを前向きに考えないとなと思ってしまった。
「うーん、もう少ししてからでいいかな。せめてAが大学を卒業してから。」
「…そう？」
Aの右わきに膝をついて身をかがめて耳元に唇を近づけた。
「その方がいっぱいできるでしょ？」
「なっ！」
顔を離してユノを見つめた。耳が熱くなるのがわかる。
「ほら、ベッドに入って。それとも、今日は少し荒っぽくしようか？」
口角を上げて男っぽい視線でAを押し倒した。
「ちょっと…んっ…」
首にピリッとした痛みが走った。
それが快感になるのにさほど時間がかからない。
「もう大分なれたでしょ？」
「痛くは無くなってきたかな…。」
「おお！大きい進歩。」
ユノがボタンに手を掛けた。
無骨な指が小さなボタンを焦るように外していく。
「キス…して…。」
「仰せのままに…。」
重ねられた唇は始めは大人しかったのに、次第に深いくなり舌を絡め合い吸い上げる。
その動きに夢中になりながら、パジャマを脱ぎ去ったユノの身体が一気に熱を帯びた。
「ユノ…苦しい…。」
Aが唇を離して、ユノを押しのけた。
「奥さん。俺、今夜は本気出しちゃおうかな…。」
「本気って怖い…。」
ジリジリと近寄ってくるユノに後ずさりしたら、ベッドヘッドに頭をぶつけた。
「痛い！」
「プッ、あっはーはーはー！」
「もう、笑わないでよ！本当に痛いんだから！」
しかめた顔でユノを睨んだ。
「ごめんよ、奥さん。俺たちってどうやってもこうなっちゃうね。」
「んー、でも、悪くないかな。ふふふ」
そのままユノを引き寄せた。
「そうだね。俺も悪くないと思う。」
ゆっくりと唇を重ねた。
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maimai(プロフ) - wakaさん» いつもありがとうございます！コンスタントに更新できないかもしれませんが、気長に楽しんでください(^▽^)/ (2017年1月31日 22時) (
レス) id: 89c5e1ec04 (このIDを非表示/違反報告)
waka(プロフ) - 新章おめでとう！！いつも楽しみにしてるから、これからもよろしくお願いします(^o^) (2017年1月31日 2時) (レス) id: 2c21ad0cad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2017年1月31日 0時
