ヒョンは知っている ページ5
「ヌナ、来週ヒョンがやっと帰ってきますね。」
チャンミンと向かい合わせで料理を突いていた。
相変わらずヒラヒラのエプロンを付けているAに違和感を覚えるというかなんとも言い表せない感情になる。
似合ってないんじゃないけれど、本人が居ないのにユノの要望を叶えている年上の女性が不思議。
「それ言わないで…。」
箸を止めずに咀嚼していく。
「なんで？嬉しくないの？」
チャンミンも負けじと口の中に料理を放り込みハムスターのように頬を膨らませている。
「嬉しいけど…その…あの…。」
顔を赤くして目を泳がせたAの様子に察しが付く。
「ああ。そういうこと。」
「何納得してるの？」
「ヒョンといよいよ男女の関係になるってことでしょ？」
「なっ！」
「ほら、当たり。」
「ちょっ！」
「ヌナ、わかりやすすぎます。」
「年上をからかわないでください。」
極めて事務的な返答をして平静を装った。
「男と女なんだから普通のことでしょ？」
「…そうだけど…。」
「ましてや、結婚してるんだから。」
「…恥ずかしいじゃん…。それに、そんなこと久しぶりだし。」
真っ赤になって俯いたAがぼそりと呟いた。
こんな姿をユノが見たら今にも取って食われるんじゃないかと思う。
ましてや、「久しぶり」なんて聞いたら余計感動してむせび泣きそうなくらだ。
「それは、僕に言うことじゃなくて、ヒョンに言ってあげてください。」
だって、きっとたまらなく喜ぶはずだから。
「えー言えないよ〜だって、めんどくさいとか思われたくないじゃん。」
ちょっとズレた答えに吹き出してしまいそうになる。
そのめんどくささが可愛いんだと思うけど。
―ま、ヒョンは貴方が男性とそうなるのが久しぶりって知ってると思いますよ。
だって、初めて食事した日のことを全部言っちゃったし。
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chie(プロフ) - <綺麗に>お風呂に一緒にお風呂に入って…気が急いてる♪ (2017年1月21日 2時) (携帯から) (
レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 誤字報告。<ため息>静かな社内→車内 (2017年1月19日 1時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 誤字報告。<我慢>着ける→点ける (2017年1月19日 1時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
maimai(プロフ) - kaedeさん» そうなんですよね。でも、否応もなしにやってくる(笑) (2016年12月27日 23時) (レス) id: 08ffa3699f (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - ごめんなさい。誤字報告ダブりました。以後気をつけます。 (2016年12月24日 2時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2016年11月24日 22時
