準備と忘れ物 ページ36
「なんでパジャマなの？」
玄関に立ったユノが、ただいまより先に怪訝そうに呟いた。
「ごめん、その…生理になっちゃって。」
その言葉を吐いたらユノがガックリと項垂れた。
―やっぱり…
「そっか…でも、まあ、仕方ないよね。
赤ちゃんできる準備してる証拠だから許す。」
ニコニコ笑いながらユノが髪を撫でた。
「赤ちゃん…。」
「そりゃそうでしょ？今はまだいいけど、いずれ欲しいでしょ？
少なくとも俺はAとの子供が欲しいと思ってるけど。
そう思ってるのは俺だけ？」
顔を覗き込まれて、目の前の綺麗な顔が笑った。
「…。」
その前に乗り越えなきゃいけないことを思い浮かべて顔を赤くした。
「その反応をするってことは、イエスってことだよね？」
「バカ…。」
「お、いつも通りの反応。あーはーはーはー。」
ユノの笑い声は特徴が半端ないから廊下まで響いていたら大迷惑だ。
「いいから早く上がってよ。」
「はいはい。」
ニヤニヤしながら靴を脱いで玄関に上がった。
相変わらず足がどの方向についてるのか疑いたくなる脱ぎっぷり。
ため息をついて靴を揃えてから、玄関のカギを閉めてチェーンを掛けた。
廊下を先に歩いているユノが振り返った。
「奥さん、忘れ物。」
「ん？」
キョトンとして立ち止まると長い腕が腰を抱き寄せて、唇を重ねた。
「んっ」
深く絡められた舌に目をきつく閉じた。
抱き寄せられたせいで、ユノの下半身が固く反応しているのがありありとわかる。
それを自覚してか、わざとAに自分の腰を摺り寄せた。
「んふっ」
離れようとしたら、肩からどさりとバックを落として、左手で後頭部を抑え込まれて離れられなかった。
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chie(プロフ) - <綺麗に>お風呂に一緒にお風呂に入って…気が急いてる♪ (2017年1月21日 2時) (携帯から) (
レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 誤字報告。<ため息>静かな社内→車内 (2017年1月19日 1時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 誤字報告。<我慢>着ける→点ける (2017年1月19日 1時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
maimai(プロフ) - kaedeさん» そうなんですよね。でも、否応もなしにやってくる(笑) (2016年12月27日 23時) (レス) id: 08ffa3699f (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - ごめんなさい。誤字報告ダブりました。以後気をつけます。 (2016年12月24日 2時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2016年11月24日 22時
