愛しい人 ページ34
「これ、みんなで食べて。って、足りなかったらゴメンね。」
紙袋を持たせた。
中身は準備していたお弁当。
「うん、ありがとう。」
「帰ってきたら軽く食べられるもの作っておいた方がいい？」
「うーん、そうだな。Aと一緒にご飯は食べたい。軽くでいいけど。」
昨日は結局食事も一緒に食べられなかったし、お風呂も一緒に入っていない。
「わかった。じゃあ、頑張ってね。」
背伸びをし唇を重ねた。
「夢と同じだ。」
ユノが笑いながらAを見下ろした。
「庭園で胸いっぱいのバラを抱えたAにキスされたんだ。」
キスしたのは現実。でも、夢でもキスしていたなんてちょっと恥ずかしい。
「いつか、あんな花いっぱいの場所に連れて行きたいな。」
「でも、虫もいっぱいいるじゃん。花はいいんだけどね、虫が苦手。」
雰囲気をぶち壊す天才が登場。
「A…酷い。」
「まあ、行ってもいいけど…。」
相変わらずひねくれてるけど、なんだか嬉しくなって満面の笑みで玄関を後にした。
閉まるドアの隙間からユノの背中を見つめた。
花が出てくる夢は愛しい人って意味。
自分は相当愛されているみたいだ。
何だか嬉しくて口元を綻ばせたが、同時に悪い予感もしてトイレに駆け込んだ。
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chie(プロフ) - <綺麗に>お風呂に一緒にお風呂に入って…気が急いてる♪ (2017年1月21日 2時) (携帯から) (
レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 誤字報告。<ため息>静かな社内→車内 (2017年1月19日 1時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 誤字報告。<我慢>着ける→点ける (2017年1月19日 1時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
maimai(プロフ) - kaedeさん» そうなんですよね。でも、否応もなしにやってくる(笑) (2016年12月27日 23時) (レス) id: 08ffa3699f (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - ごめんなさい。誤字報告ダブりました。以後気をつけます。 (2016年12月24日 2時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2016年11月24日 22時
