遺伝子レベル ページ22
Aの髪に鼻を埋めて匂いをかぎ取る。シャンプーの香りとヘアオイルの香りが混ざって鼻孔をくすぐる。
「うーん、いい匂い。Aはいつもいい匂いがする。」
果実とフローラルの混ざったような甘く、ほんのりと漂うベビーパウダー香り。
「シャンプーもボディーソープもユノと一緒だよ？」
「でも、いい匂い。」
「ユノもいい匂いがする。」
ユノの首筋に顔を埋めた。
「くすぐったいよ。」
「ユノの匂い大好き。汗のにおいも好き。」
「そりゃどうも。俺も、Aの汗のにおい好き。」
今度はユノが胸元に顔を埋めてきた。
「ちょっと今日はしないって言ったじゃん！」
ビクッと反応して身構えた。
「しないよ？柔らかさと匂い嗅ぐだけ。」
Aの胸に顔を埋めながら手はがっしりと左胸をホールドしている。
「変態…。」
「変態だもん。」
「でも、匂いレベルで惹かれあうってことは、遺伝子レベルで求めてるっていうことだからね。」
「へえ〜。」
「前に、一回だけデートした人に手を握られたときゾワッとしたことがあって。」
あの時の自分はちょっと酷かったなって反省するけど、仕方ない。
手を早く離してほしくて飲食店も適当に決めたんだっけ？
「じゃあ、俺は難関をクリアしてるってことか。」
そういうことになるのかとしみじみ思ってしまった。
だってユノが触れたところは緩やかな快楽の波が押し寄せるし、結婚を求められたときは何の迷いもなくて自然に受け入れていたから。
「それ言ったら、私も難関クリアしたってこと？」
「そうだよ。俺たちは遺伝子レベルで好きってこと。」
ユノはゆっくりと唇を重ねた。
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chie(プロフ) - <綺麗に>お風呂に一緒にお風呂に入って…気が急いてる♪ (2017年1月21日 2時) (携帯から) (
レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 誤字報告。<ため息>静かな社内→車内 (2017年1月19日 1時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - 誤字報告。<我慢>着ける→点ける (2017年1月19日 1時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
maimai(プロフ) - kaedeさん» そうなんですよね。でも、否応もなしにやってくる(笑) (2016年12月27日 23時) (レス) id: 08ffa3699f (このIDを非表示/違反報告)
chie(プロフ) - ごめんなさい。誤字報告ダブりました。以後気をつけます。 (2016年12月24日 2時) (携帯から) (レス) id: bc37bde429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：maimai
| 作成日時：2016年11月24日 22時
