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prologue ページ2
※fkさん一般女性と結婚設定
私の父は、アイドルである。
娘の私が言うのも何だが、国民なら誰もが知っているであろう知名度だ。
父は40代半ばで授かった一人娘の私を、大事に育ててくれた。
そんな父には、大切な仲間がいる。
父自身が十代の頃から苦楽を共にした８人の仲間。
私も、小さいときは家に遊びに来る彼らに良く遊んでもらったのを覚えている。
その父の仲間の１人、目黒さんが亡くなったそうだ。
56歳、大分早い旅立ちだった。
そのお葬式に父と共に向かう車の中で(父は母の妊娠が分かったとき、頑張って免許をとったらしい。)、父が話してくれた。
目黒は、生涯独身だったけど、凄い幸せな人だった、と。
話す父の目は心なしか赤くて、目黒さんが父にとって、大切な仲間だったと認識するには十分だった。
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作者名：さつき | 作成日時：2020年4月10日 15時
