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逃亡卅伍 ページ36

なんでそんな昔のこと思い出してるんだろう。



堕姫様に危険が迫ってるから??
だから出会う日のことを思い出したのかな。



あああ、堕姫様。

すみません、私のせいで天元様がそちらへ行ってしまいました。





「堕姫様っ…!!」






まだまだ貴方といたい。

だって一緒にいてたった数年。
それだけじゃ足りないっ。


もっと、もっと貴方の笑顔が見たい。
睨む顔も乙女な顔もずっと眺めていたい。



駄目だ、走ってても涙が止まらない。





瞬きしなくても目が乾かなくて便利!

じゃなくて!!!!








「つ、いた……」









私が遊郭につく頃、もう決着はついていた。









そこに堕姫様と痩せた鬼がいた。

瓦礫の山を見てここは本当に吉原なのかと疑うほど。







よ、よかった。
堕姫様が生きている…っ!!!




勝った…、勝ったの!?



ということは、天元様は……








だけれど堕姫様が生きていることが嬉しくて、堕姫様にしか目がいかない。





痩せた鬼は少年に何か言ってるけれど、そんなの関係ない。

そこに堕姫様がいるのなら行くしかない。






「堕姫様ああ〜〜〜っ!!!」


叫んで堕姫様の元へ行った。
堕姫様は私を見てびっくりしていたけれど呆れてた。







「はあ?アンタなんでここにいんの?」


「堕姫様に会いたくて…」




嬉し涙を流しながら言った。


堕姫様が私の流した涙を指で拭き取りながら溜め息をついた。





「なんのためにアタシがわざわざあんな嘘の方便を並べたと…」






途中ではっと気づいて堕姫様が自分の口を塞いだ。


気まずそうに横を見る。



途中でも分かる。
あれは、嘘なんですよね?!





「堕姫様……あの言葉の数々は嘘だったのですね……っ!!!」





今希望の光が見えた。

明日も明後日もこれでご飯が食っていける気がする…!!!




「ふん、不細工は本当だけどね」


「そこは本当なんですね」


堕姫様に会えた感動で見えていなかったけれど、凄い有り様。






そこで周りを見渡した。
イノシシの被り物の人、金髪の人が倒れてる。


そして、天元様…………。

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麗葉 - 堕姫様ってよく考えたら「片付けろ!」とか「花魁の言うことなのだから禿はしっかりこなせ!」ぐらいしか言ってない、、、梅様LOVEです。 (5月17日 0時) (レス) @page42 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - 素晴らしい皮肉とツンデレを交えた濃厚なメリバヤンデレ……最高過ぎます。話のテンポも軽快で終わり方も素晴らしいです。書いてくださりありがとうございますm(_ _)m (2023年1月10日 0時) (レス) @page42 id: 22cb640d25 (このIDを非表示/違反報告)
ザイ(プロフ) - はれて堕姫様推しになりました!!最高です!! (2022年12月10日 8時) (レス) @page42 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 堕姫さま、、、、、😭😭😭😭 (2022年10月20日 6時) (レス) @page42 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
バレーボール - 堕姫様推しとしてとても素晴らしい作品に出会えて光栄でした。ありがとうございました。 (2022年2月21日 20時) (レス) @page42 id: a6efa60e38 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:赤目のなりすまし | 作者ホームページ:http://instagram.com/nuka___1111  
作成日時:2019年9月12日 21時

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