私の客を取らないで【鬼滅の刃】

逃亡拾参 ページ14

帚木が消える数時間前。

私は帚木と将棋を指していた。



なぜそうなったかというと、

私の禿が帚木とぶつかり、それに帚木が怒鳴りつけていた所を私が目撃。


「帚木、この子はこんなに謝っているでしょう、そんなに怒ることではないのでは？」


禿は怒鳴られ、泣いていた。


「五月蝿いわね、貴方私よりも後に入ったくせに…花魁なんかになって…」


「それは今すべき話でしょうか」



論点がズレてる気が。


「蕨姫なんかに好かれて…っ！これから覚悟した方がいいわ！！！」



「はあ…」





まだ続ける帚木に呆れる。

そんなビシッと決めポーズ取られても……。
此処に来る前に覚悟は決めてたから…。






「今私かなり余裕が無いの！！いつ毒殺されるかも分からないご時世だし。」



それやってるのあなたでしょ？！


でもこの接触、チャンスなんじゃ？？？









「……ちょうど良かった！私帚木に聞きたいことがありまして。…勝負しません？」


「は？」




こんなこと言われるなんて予想もしていなかったのか、だいぶ顔がカエル…ｹﾞﾌﾝｹﾞﾌﾝ



「将棋を指しませんか。負けたら私、吉原から出ていってもいいですよ」

「な、あんた…馬鹿なんじゃないの！？」


「でもその代わり。帚木、貴方が負けたら私の質問に答えてくださいね」



まあ負けないけど。






「冗談じゃないわ、そんなのやる暇なんて無いの」




そう言って逃げようとする帚木にトドメの一言。









「…………帚木、昨日男の人と何を話していたんです？」


「あんた……っ」





凄い形相で睨んでくる帚木に負けじと笑う。

殴られそうになったけど、顔は商売道具なんで辞めてね？？



禿にもう行きなさいと一言加え、芸を磨くのに励んでもらう。









そして今に至るのだ。




さてフルボッコにしてやりますよ。

全ては蕨姫に褒めてもらうため。


















☆作成して二日でお気に入り1000人ありがとうございます……(；；)！！これからも頑張ります！！ヤンデレはもう暫しお待ちください_____

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