逃亡拾弐 ページ13
その後帚木は何も言えず解散。
その男の顔を見るまでは解散させない！！
と、全速力でその男を追った。
……が、消えてしまった。
多分あの男、一般人じゃない。
だって私はくノ一だったから。
足の速さは今でも一般男性よりも速く走れる。
「…………これも、蕨姫に報告しよう…」
あの男の声を覚えておこう。
この遊郭へ来た時とっ捕まえられるように。
そして私は本来の目的、蕨姫への報告に来た。
「ふうん、帚木が」
蕨姫は松風じゃないのが残念なのか、悔しそうだった。
「首謀者かどうかは分かりませんが、外部も関与しているそうで」
「外部、ねぇ。」
頬杖をつきながら溜息混じりに言った。
蕨姫、最高に色っぽいです。
「まぁ、外部だろうとなんだろうと、アタシの庭を荒らすのは許さないわ」
「帚木はどうしますか」
「さぁ、好きにさせてやったら？」
勿論帚木が変な行動したら殺すけど、とボソッと呟いてました。
なんと寛大なお方なのでしょう。
ですが、
「弱味を握られているようでして。帚木の妹を…」
なので変な行動を起こさない方がおかしいかと……,
「へえ、そうでもして誰かを毒殺したいのかしら」
確かに。可哀想なのは被害者と帚木、帚木の妹だ。
そこまでして狙いたいのは誰なのだろう？
「アンタは帚木の行動監視とその男の正体を掴みなさい」
「了解です」
蕨姫と別れたあと、私は元いた場所へと戻った。
だがその日、帚木は消えてしまった。
☆はあ早く話を繋げたい……_____
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2623人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
麗葉 - 堕姫様ってよく考えたら「片付けろ！」とか「花魁の言うことなのだから禿はしっかりこなせ！」ぐらいしか言ってない､、、梅様LOVEです。 (5月17日 0時) (
レス) @page42 id: 14fd5e9416 (このIDを非表示/違反報告)
陽毬(プロフ) - 素晴らしい皮肉とツンデレを交えた濃厚なメリバヤンデレ……最高過ぎます。話のテンポも軽快で終わり方も素晴らしいです。書いてくださりありがとうございますm(_ _)m (2023年1月10日 0時) (レス) @page42 id: 22cb640d25 (このIDを非表示/違反報告)
ザイ(プロフ) - はれて堕姫様推しになりました！！最高です！！ (2022年12月10日 8時) (レス) @page42 id: 699f0917a9 (このIDを非表示/違反報告)
アキ(プロフ) - 堕姫さま、、、、、😭😭😭😭 (2022年10月20日 6時) (レス) @page42 id: 011262e667 (このIDを非表示/違反報告)
バレーボール - 堕姫様推しとしてとても素晴らしい作品に出会えて光栄でした。ありがとうございました。 (2022年2月21日 20時) (レス) @page42 id: a6efa60e38 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：赤目のなりすまし
| 作者ホームページ：http://instagram.com/nuka___1111
作成日時：2019年9月12日 21時
