私の客を取らないで【鬼滅の刃】

逃亡拾 ページ11

遊郭を利用するのも初めてだと言う。

名は、津田様。
独り言にしてはでかい声で話された。





私はずっと聞いてるだけ。


遠いので不細工なのかもかっこいいのかも身長が高いとか、よく分からない。






ですが、私が断ることなんて100%無いので、皆さんもぜひ来てください。





そうこうしているうちに、



「今日はありがとうございました、また来ます」



そう言って帰って行った。


結論。
いい人なのか悪い人なのかよくわからんかった。




津田様、次は話せるといいなぁ。









その次の日の朝。




京極屋で毒殺事件が発覚。






みんな酷く怯えていた。
そりゃそうよね、次は自分かもしれないし。









「昨日怪しかった遊女は？」


毒殺事件を話しに蕨姫の部屋へ行くと、蕨姫に聞かれた。





ふふん、こんなこともあろうかと、昨日は床入りも無かったので皆を観察してました。









「帚木、松風、蓬生の三人です」






この三人が全員犯人かもしれないし、一人だけかもしれないけど。






「あーカエルトリオね」


「カエル………」






確かに美人ではないけれど。


でも蕨姫と比べれば皆タコくらいになってしまうので特に気にしない方がいい。







「…私の庭でこんなこと、許さない。」



その顔！！！その顔を待ってました！！





「はい、蕨姫をイライラさせる要因はぶっ潰します」

任せてください。







「特に松風…あのドブスだけは絶対に………私の気に入ってた着物を…被せてきやがって…」





それは個人的な恨みですね？？？






「これからその三人を中心に見張って。少しでも密会等してたら拘束」


「了解です」






蕨姫と同じ着物を着ようなんて……許せん…松風………









☆違うそこじゃない_____

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