検索窓
今日:6 hit、昨日:0 hit、合計:244,268 hit

鼦:弐 ページ6

慌てて台所へ駆けこんだ。


よ、よかった、鍋が焦げただけで済んだ……




真っ黒だけど。






「…火、止めてたはずなんだけど、」



ひょっとして【鼦】かしら。



はあ〜〜〜困った妖怪だなぁ……。







「お客様がお見えなのに、早く片付けなくちゃ…」





処理をしようと触ろうとした。




だが、後ろから手が伸びてきた。





「俺がやろう、貴方が火傷したら困る」







煉獄さんが台所までついてきていた。



そりゃそうですよね、焦げ臭かったもん。








「そんな…お客様にそんなことさせられません」




「させてくれ、炎の後処理は得意な方だ」






と、言いつつこの炎柱は私が何も出来ないようガッチリ腕を掴んでいる。





わかりました、何もしませんから。







ですが、煉獄様が来てから、胸騒ぎがします。



またなにかあるのでしょうか。









そう思うと同時に、身体が勝手に力の弱まっていた煉獄様の手を弾いてしまいました。







「あ…、す、すみません!!嫌悪などなにもありません!!誤解なさらないで下さい」






何故でしょう。



私が胸騒ぎしているのは、鼦のことです。









「いやこちらこそすまなかった!嫁入り前の娘に軽々と触れてしまった!すまない!」






そう言った煉獄様の目が一瞬冷たく感じたのは、きっと気の所為でしょう。









そのあとパパパッと処理を終わらせてくれた煉獄様。



「本当にありがとうございました…なんとお礼を言ったらいいのか…」






「いや、普段から世話になっている。だから礼など要らない!」







頑なに譲らないその根性、すごいと思います…。




やはり先程の冷たい目は見間違いですね。









☆この胸騒ぎは〜恋か!!________

鼦:参→←鼦:壱



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (252 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
302人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 妖怪 , 煉獄杏寿郎
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

Regulus(プロフ) - 読んでいて凄く楽しかったです! (2020年3月31日 16時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
赤目のなりすまし(プロフ) - 瑞姫さん» それは雄叫びをあげてえいさーしましょう………(;;) (2019年9月16日 16時) (レス) id: 52f4f26d76 (このIDを非表示/違反報告)
瑞姫(プロフ) - 後ろ振り向いたらマジで親がいて叫びました(・-・) (2019年9月16日 16時) (レス) id: 8320c42a92 (このIDを非表示/違反報告)
赤目のなりすまし(プロフ) - おしるこぉさん» こんなに前の作品を見て頂いて…ありがとうございます(;;)(;;)個人的には男の子かな、と……多分……読んでくださってありがとうございます〜〜(;;)(;;) (2019年9月13日 14時) (レス) id: 52f4f26d76 (このIDを非表示/違反報告)
おしるこぉ - まじ好き(語彙力)管狐ちゃん?管狐くん??というか性別あるのか??どっちでもいいけどイケメンだなしんど〜〜とりあえずとぅうとぅい(尊い)ことは分かった() (2019年9月13日 14時) (レス) id: 3d9d1f1805 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:赤目のなりすまし | 作者ホームページ:http://instagram.com/nuka___1111  
作成日時:2019年8月23日 12時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。