ようこそ、妖怪と藤の家紋の家へ【鬼滅の刃】

橋姫:参 ページ4

「ええ、すごい形相まで見ていました」




『ふん、別に害を与えるつもりなんてないわよ。今はね』



「今は」





前はあったんですか…




『最初はあったわよ、イケメンだしイケメンだしイケメンだし。』





「3回も言います？」





『でもね、鴉が相手なのよ？？鴉と恋してんのよ？？？？なんか面白くて。


変なのに憑かれんの大変だろうから守護してあげようとおもって』







「いや変なのって貴方…」




ゲフンゲフン




睨みつけられたので、誤魔化しました〜




「というか、シーツ破らないで貰えます？」




『そ、それは、その、あの男がいい男すぎて………』







ああ、鼻血出したのそーゆーことでしたか。



だからそれでシーツも破れた、と





「あぁ、それと確か橋姫さんは守護の力もありましたね」







ですが鴉さん、貴方、






『ふん、忘れないでくれる？ていうかあんただってたまに見えるはずよ。この鴉_____』









確かに、チラッと見えた気がしたんですが、勘違いだと思っていました。




鴉ですし。












『昔、人間だったんだから』









「…………」







何故人間から鴉になったのかは分かりませんが……








「お二人が幸せなら、私たちには何も出来ませんね」





『鴉で幸せなのかしら』



純粋な質問なのでしょうね。







「ですが、少なくとも水柱さんは幸せそうですよ」







…鴉と人間の恋ですか

世の中よく分からないものですね……









この世に妖という類がいる限り、このような不思議な関係は続いていくのでしょうね。









私にも、愛する人がいたのでしょうか。













「お越しくださりありがとうございました。冨岡様のご武運をお祈り致します。」








朝、水柱軍団をお見送りした。





鴉と人間について悶々していたら朝になっていたのでびっくりした。






「昨夜は礼を言う」



「ありがトうございマシた」



『安心しなさいよ、私がいるから』









そう言って藤の家紋の家から去っていった。






めちゃくちゃ頼もしいな水柱異種軍団
















……てか、シーツ直してけよ。









☆その後滅茶苦茶指怪我した________









＊水柱の鎹鴉＊

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