恙虫:壱 ページ22
先日の壺が落ちてきた原因は小袖の手がちょっかいを出したからだろうと判断した。
小袖の手とてちょっかいから、一部私の過去が分かることになるなんて思わなかっただろう。
私はどうやら鬼殺隊だったらしい。
なるほど、だから我妻様をおんぶできたわけですね。
そんなの信じたくないので、信じませんが。
ん?どこかの蛇柱さんと同じこと言ってる…?
「天気もいいし、お布団干しますか…」
普通の家庭なら布団干すのは人数分でいいが、ここは鬼殺隊の方が利用する屋敷なので、
相当な数の布団を干すことになる。
なかなかの重労働。
管狐にはできないし、なんかいないかな、そういう、妖怪。
いや妖怪に頼るの私の悪い癖だ…、
直さなきゃ何も出来ないダメ人間になってしまいそう。
やっと布団干しが中盤に差し掛かった頃。
一羽の鴉が飛んできた。
「何故、此処へ?」
鴉は着くなり、口を開いた。
「悪イ!!三十年遅レルゼ!!!」
「斬新すぎるだろ」
どんだけ時超えてんだ。
「いや待ってください、何がですか?鴉さん誰が遅れるんですか?」
聞く耳も持たない鴉はすぐにどこかへ行ってしまった。
耳あるのか知らんけどな。
「はあ…、何だったんですか?」
結局何がどうなっているのか分からずじまい。
まあ、三十年遅れるならこの布団も干し終わりますしね。
いいでしょう、三十年後に会いましょう。
〜三十年後〜
☆嘘です、三十分後です!________
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Regulus(プロフ) - 読んでいて凄く楽しかったです! (2020年3月31日 16時) (レス) id: 9c91fd3a1d (このIDを非表示/違反報告)
赤目のなりすまし(プロフ) - 瑞姫さん» それは雄叫びをあげてえいさーしましょう………(;;) (2019年9月16日 16時) (レス) id: 52f4f26d76 (このIDを非表示/違反報告)
瑞姫(プロフ) - 後ろ振り向いたらマジで親がいて叫びました(・-・) (2019年9月16日 16時) (レス) id: 8320c42a92 (このIDを非表示/違反報告)
赤目のなりすまし(プロフ) - おしるこぉさん» こんなに前の作品を見て頂いて…ありがとうございます(;;)(;;)個人的には男の子かな、と……多分……読んでくださってありがとうございます〜〜(;;)(;;) (2019年9月13日 14時) (レス) id: 52f4f26d76 (このIDを非表示/違反報告)
おしるこぉ - まじ好き(語彙力)管狐ちゃん?管狐くん??というか性別あるのか??どっちでもいいけどイケメンだなしんど〜〜とりあえずとぅうとぅい(尊い)ことは分かった() (2019年9月13日 14時) (レス) id: 3d9d1f1805 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:赤目のなりすまし | 作者ホームページ:http://instagram.com/nuka___1111
作成日時:2019年8月23日 12時