天 ページ36
九条と天の話は決裂した
まぁ、そうだろうな…くらいの感想で…それよりも気になったのか…声…
あんな声聞きたくなかった…正直鳥肌が立った
何もかも完璧な天使が…苦しんでいる
あぁ、なんか、私も苦しいなぁ
目を瞑ってソファーに座っていると
いきなり声が聞こえる
？「捕まってるくせに…寝るなんて…はぁ…僕の心配は何処へやら」
その声に聞き覚えがあった…今さっき苦しんでいた九条天だ。
入室許可されたんだなぁ
まぁ、要するに…さすがの九条でも…天の言うことに気が動くってこと
「期待されてますねぇ」
なんて、適当なことを言う
まぁ、事実だけど
天「ねぇ、ここから出たくないの？」
「出たいですけど…何もできないですし」
天「その敬語やめてくれない？」
「はぁ…」
いや、緊張してんだよ？
だから、塩対応になっちゃうわけ！
分かるか！？ファンなんだよ！あなたの！敬語使わないなんておこがましい
天「それにAさんの方が年上でしょ？」
「そうですね」
天「そうだね！さんハイッ」
勢いに押される
「そうだね！」
天は腹を抱えて笑いだす
天「なんで、棒読みなわけ？」
彼の瞳にはうっすら涙が溜まっていた
「あはは…じゃない！」
天使の笑いとか…レアすぎて…心臓止まりそう…
天「まぁ、たまに僕はここに来るよ…ごめんね」
急に暗い顔しだす
やめて…
天「僕が九条さんのそばにいるのに…止められなくて」
やめて…
天「けど…僕は九条さんを裏切ることはできない…育ての親だから」
絞り出すような声…これ以上言わせない
「あのっ」
思いの外大きな声が出た…それに彼も驚いた様子
「私は…あなたのファンなので、あなたが暗い顔したら悲しい…」
天「え？」
「だから、笑って！いつもの九条天で…！ファンは貴方を良く見ている…っから！
心配する…」
うまく言葉にできない…と言うかからの視線が怖い…なぜ無言なんだろう？
「貴方は、私たちファンにとって…大事な人…だから、笑っていて」
少しの沈黙の後…
天はうっすら笑い
天「この状況で笑えって…君…意外と鬼畜だよね」
「あはっ」
少しだけ…曇った顔がよくなった気がする
よかった…
ーーーーーーそして数日後ーーーーーー
テレビが観れるため…テレビをつける
その画面にはZOOLが映っている
私がいなくても上手くやってんじゃん？よかった
そう思えたけど…
その目は…死んでいた…
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星空ブリキ - 天くんの(義理の)妹のあやちゃんの漢字間違ってます！ “理(理科の理)”が正しい漢字です! 時間がある時でいいので確認お願いします(汗汗) (2022年10月29日 19時) (
レス) @page34 id: d2bad01efc (このIDを非表示/違反報告)
葵(プロフ) - 巴瑞季＆ロイドさん» 続編…返信が遅くなってすみません。コメントを見て。“次回楽しみです”と言われ嬉しくなり、急いで続編を書きました。これからも応援よろしくお願いします！！ (2018年12月6日 16時) (レス) id: 2c70e17bc7 (このIDを非表示/違反報告)
巴瑞季＆ロイド - 毎回楽しく見させてもらってます。次回楽しみです。 (2018年9月4日 23時) (レス) id: 38f7bd848b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：瞬希 | 作成日時：2018年8月20日 0時
