すき魔 ページ8
ダリとAが喫煙所へ行き、残された教員たちは何やらヒソヒソと話し合っていた。
ツムル「あの二人って……付き合ってたりするのかな?」
エイト「ははっ、あの仲の良さだったら、あり得るんじゃない?」
オリアス「そもそも、A先生って男なの?女なの?」
そんなAの性別に関する謎に、興味を示し始めた教員たちは、次々と意見を述べていく。
マルバス「確かに……言われて見ればそうですね」
イチョウ「どちらにせよ、あの顔面偏差値の高さ……恋人の一人や二人、いてもおかしくないですよ」
ダリ「Aが……何だって〜?」
Aの性別について議論を繰り広げていた教員たちの耳に、そんな明るい声が届いた。
スージー「ふぃっ、ダリ先生!今、皆でA先生が女のヒトなのか男のヒトなのか議論をしていたんですよぉ〜」
スージーのその言葉を聞いて、教員たちは一斉にAの性別について話し始める。
ツムル「…俺は男だと思う」
マルバス「僕は女性だと思います!」
オリアス「俺も、」
イチョウ「俺は男ですね」
Aに好意を抱いているからなのか、それともただ単にAを男だと思いたいだけなのかは不明だが、後者の意見が若干多かった。
そんな教員たちに対して、ダリは口を開いた。
ダリ「うんうん♪みんな大分良い線いってるね〜!」
そんな会話に、Aが喫煙所から帰ってくる。
Aは教員たちの会話など知らずに口を開いた。
『……何の話をしているんですか?』
ダリ「……ん〜?内緒♡」
そう言って、ダリはAの口を手で塞ぐ。
「「(…うわぁ…独占欲強ぉ…)」」
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作成日時:2023年12月13日 7時