続き。(放送29回目の) ページ41
「じゃあ、それもまたおかしいんだよ。
俺ら、偵察してる時に、何回かお前がAに何か言ってるのも見たし、Aが何か言われたりされたりしてるのを見て、お前が笑ってるのも見てんだよ。」
シ「そこで、俺らの中に1つの仮説が生まれた。
もしかしたら、Aは、お前をリーダーにした、クラス全員にいじめられてるんじゃないかっていう。」
転「……。」
シ「しかも、お前と、その友達以外のほとんどの奴らは、多分、自分からいじめようとしていじめてない。
…お前らが指示したんじゃねえの？Aをいじめるように。」
気づけば、外は暑いのに、転校生の奴の顔は
青く、冷や汗が頬を伝っていた。
シ「お前、マサイからの返事が欲しいんだよな？マサイの返事がどうであれ、返事するのは、お前が答えてからな。」
「…そうやよ。そうやよ！確かにあんたらの言う通りやよ！だって、ムカつかん？恋愛とか1回もしたことない影のうっすい陰キャラが、『カレシにしたいとか何様なん？』って偉っそうに言ってきてさあ！お前が何様やねん！」
シ「…そりゃあ、確かにムカつくな。」
「やろ！？やから」
シ「『カレシにしたい』っていうのは確かに上からだな。そりゃあムカつくわ。
けど、俺は別にそれにはあんまりイラッとしなかった。どっちかっていうと、お前が、Aの事をまともに話したこともないはずなのに、陰キャラって決めつけたことの方がよっぽどムカついた。」
ここでシルクは、お得意のアイコンタクトで、
「後はお前が言え。」
とでも言うように指示してきた。
「どうせあれだろ？見た目とか態度で決めつけたんだろ？陰キャラって。
Aと1回話せば分かるのに。少し話すのに慣れてなかったり、大人しいのは、相手が慣れない人だから。慣れれば、めちゃめちゃ明るくて、リーダーみたいな子なんだって。
めちゃめちゃ優しくて、いい子なんだって。
分かったはず。けど、それをお前は知らない。てことは、見た目とか態度で決めつけたんだな。って思うしかねえんだよ。」
…俺にしては珍しく、長く、息をするのも忘れて喋った。
シ「俺らは、そんな奴が大っ嫌いなんだ。
俺らっていうのは、俺とマサイだけじゃなくて、他の5人の友達もな。
…もう言いたいことはだいたい分かったんじゃね？」
俺とシルク、2人同時に息を吸った。
「「もう2度と、Aと関わるな。」」
──────────────────────────────
まだ少し続きます！
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となしば(プロフ) - 麗香さん» コメントありがとうございます！確かにかなり早い曲ですよねw私も歌っていて呂律が回らなくなる時がありますww (2017年10月20日 13時) (
レス) id: f7513b5d65 (このIDを非表示/違反報告)
麗香 - なんとかドッペルゲンガーという曲私も知ってます。しかし、早すぎて歌えません。 (2017年10月14日 22時) (レス) id: e6a32a966a (このIDを非表示/違反報告)
となしば(プロフ) - 如月梦【ゆめ】さん» ありがとうございます！新作もよろしくお願いします！ (2017年7月22日 18時) (レス) id: f7513b5d65 (このIDを非表示/違反報告)
如月梦【ゆめ】(プロフ) - 続き待ってます！ 新作も待ってます！ (2017年7月22日 18時) (レス) id: 077df6fe8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：となしば | 作成日時：2017年5月21日 12時
