放送29回目 ページ40
マサイside
俺らが着いた時には、もう転校生の奴は屋上で待っていた。
ンダホ達は、もう1つの入口から屋上に入るらしい。
少し深呼吸をして、口を開いた。
「あのさ。」
声が裏返ることもなく、ちゃんと言えた。
次の言葉を出そうと、喉まで言葉が出てきたところで、
転校生の奴が口を開いた。
転校生「待って。私からも話があるの。
…私と、付き合ってください！」
…は？
目の前で頭を下げる転校生の奴を目の前にして、シルクと2人で顔を見合わせた。
シルクも、これには驚いたようだ。
シ「あのさ、それ、どっちと？」
転「マサイくんです！」
…答えなんか最初から決まっている。
「…それは、後で答えるよ。けど、先に俺らの話を聞いて。」
とりあえず今は返事はしない。
俺らは、こんなことに時間を使うために呼んだんじゃないし。
言い方が悪いかもしれないけど、こんな奴からの返事は、帰り際に一言言えばいいだけだ。
シ「…単刀直入に聞くわ。
お前、ここに転校してきてから、Aに何した？」
分かりやすく顔色が変わった。
転「え…？何もしてないよ…？」
「嘘つけ。じゃあ、なんであいつが、お前が転校してくる前より暗くなってんだよ。」
自分でもびっくりするほど、低い声が出た。
転「あい…あの子が、私が転校してくる前どんな子だったかなんて知らんよ！…なんの話？」
シ「とぼけんのもいい加減にした方がいいぞ。俺ら、Aが暗くなったって感じた次の日から、1組に偵察しに行ってたんだよ。」
「そしたら、お前だけじゃなくて、お前の
友達も、なんならクラスの男子もAの机の周りで色々してたよな？」
転「…違う。…違うよ！そんなこと、私せーへんよ！」
シ「俺らはお前のこと知らねえから、お前がそんなことしないかどうかは知らねえ。
けど、もし仮にしないとしたら、おかしいんだよ。なんで突然、俺らと仲良くしてて、あんだけ元気だったAが、俺らを避けて、暗くなったのかが。」
転「…あんた達の嫌な部分にでも気がついたりしたんちゃう？それがどんな部分かは知らんけど。」
シ「まあ、確かに、俺らにも嫌な部分はある。で、一旦お前がAに何もしてないことも信じる。じゃあ、お前の友達とか、1組の男子は、Aに何してたんだ？」
転「…知らん。私、それには一切関わってないから。」
──────────────────────────────
続きます。
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となしば(プロフ) - 麗香さん» コメントありがとうございます！確かにかなり早い曲ですよねw私も歌っていて呂律が回らなくなる時がありますww (2017年10月20日 13時) (
レス) id: f7513b5d65 (このIDを非表示/違反報告)
麗香 - なんとかドッペルゲンガーという曲私も知ってます。しかし、早すぎて歌えません。 (2017年10月14日 22時) (レス) id: e6a32a966a (このIDを非表示/違反報告)
となしば(プロフ) - 如月梦【ゆめ】さん» ありがとうございます！新作もよろしくお願いします！ (2017年7月22日 18時) (レス) id: f7513b5d65 (このIDを非表示/違反報告)
如月梦【ゆめ】(プロフ) - 続き待ってます！ 新作も待ってます！ (2017年7月22日 18時) (レス) id: 077df6fe8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：となしば | 作成日時：2017年5月21日 12時
