放送20回目 ページ30
貴女side
朝、2つ隣の教室の前辺りから聞こえるほど騒がしかった教室が、私が扉を開けて、一歩足を踏み入れた瞬間に静かになった。
真「…なんで来たんや(ﾎﾞｿｯ)。」
女1「ホントだねー！なんで来たんだろうねー！」
真「あんた、そんな大きな声出すなんて馬鹿じゃないの？そしたら、私が言ったこと、アイツにばれるじゃない！」
女1「ご、ごめん…。」
…聞こえてるっつーの。
私、後ろの扉から入ってきたのに、1番前の1番左端にいるあんたの声が聞こえてるから、
他の子にも絶対聞こえてるけどね。
自分の席に着けば、1枚の紙が置いてある。
『この席の子は、真理亜ちゃんを意味もなく殴って怪我をさせたクズ』
赤いペンでそう書いてある。
…こんなことでビビると思ったのだろうか。
所々にある赤いペンの染みは、血のように見せてるつもりなのだろう。
しょーもな。
カバンから教科書やノートを出して机の中に
入れようとしたけど、全く奥まで入らない。
手を突っ込んでみれば、雑巾が入っていた。
湿ってる…。
前を向けば、アイツが立っていた。
真「あ、ごっめーん♡雑巾置く場所、間違えてたぁ♡」
『…。』
真「黙ってるってことはぁ、雑巾置くとこ、
ここで合ってたのぉ？真理亜、まだこのクラスのことぉ、あんまり知らないんだぁ♡」
『…。』
真「聞いてるじゃーん。答えてよぉ。」
『…あんたが思ってる方が皆にとっては正解なんじゃない？』
真「OK！分かったー。ねぇ皆、こいつの机の中がぁ、雑巾置くところで合ってるぅ？」
皆黙っている。
けど、1人が口を開いた。
女2「…うん！合ってるよ！ね!?皆！」
いつもは、うるさい男子も、黙って首を縦に振っているだけだ。
どうせ、女子が怖くて、逆らったらどうなるのか分かってるから、自分達の身を守りたいだけなのだろう。
真「じゃあ、雑巾、掃除の時まで入れたままでもいいよね？邪魔だし。」
そう言って、私の反応も見ず、かかっていた雑巾も全部入れた。
廊下の方から、足音が聞こえる。
先生だろう。
皆は、黙って席に戻って行った。
…シルクやマサイ達にあいつらが何かすれば、
迷惑かかるだろうから、そろそろ関わりを切ろう。
私は、小学校の時以外、友達と関わることは
許されないのだろう。
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となしば(プロフ) - 麗香さん» コメントありがとうございます！確かにかなり早い曲ですよねw私も歌っていて呂律が回らなくなる時がありますww (2017年10月20日 13時) (
レス) id: f7513b5d65 (このIDを非表示/違反報告)
麗香 - なんとかドッペルゲンガーという曲私も知ってます。しかし、早すぎて歌えません。 (2017年10月14日 22時) (レス) id: e6a32a966a (このIDを非表示/違反報告)
となしば(プロフ) - 如月梦【ゆめ】さん» ありがとうございます！新作もよろしくお願いします！ (2017年7月22日 18時) (レス) id: f7513b5d65 (このIDを非表示/違反報告)
如月梦【ゆめ】(プロフ) - 続き待ってます！ 新作も待ってます！ (2017年7月22日 18時) (レス) id: 077df6fe8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：となしば | 作成日時：2017年5月21日 12時
