放送14回目 ページ22
貴女side
2限目が終わった休み時間。
「Aー。」と呼ぶ声が聞こえた。
振り返ると、シルクとマサイが立っていた。
2人で並ぶと、シルクが余計に小さく見えて、
思わず笑ってしまった。
シ「何を笑っとるんかね。」
『別にwで、どないしたん？2人して。』
シ「いや、別に俺は用事ねえの。用事あんのはマサイの方。」
『？』
マ「えっ、いや、あの、大した用事じゃないだけど…。今日って国語ある？」
『あるで。5限目。』
マ「あ、ならさ。この時間だけ貸してくれない…？忘れちゃってさ…。」
『うん、ええよー。ちょっと待っててー。』
そう言って私は国語の教科書と、一応ノートも渡した。
提出がなかったら、見た目だけでも、あったほうが怒られないだろうし。
『はい！これ一応ノートもな。見た目だけでも、あったほうが怒られへんやろうし。』
マ「ありがとう！マジで助かったー…。」
そう言って、マサイは、笑った。
その時、顔が熱くなっていくのが、自分でも
分かった。
…なんでだろう。
シ「A？」
『!?ど、どうしたん？』
シ「なんかぼーっとしてたからさ。なんかあった？」
『ううん。何もないよ。大丈夫。てか、そろそろチャイム鳴るで！』
シ「うっわ、マジかよ！急げ！」
マ「おま、ちょっと待て！」
そう言って、マサイは少し走ってすぐに立ち止まった。
そして、こっちを振り向いて、またさっきの笑顔で、
マ「ありがとうな！次の休み時間には返すから！」
とだけ言って、シルクを追いかけて行った。
また、私の顔は熱くなった。
…そっか。
前にシルクに遊べる日が少なくなることを聞いた時、何故か分からない寂しさを覚えたのも、
さっき、顔が熱くなったのも、
私、
マサイが好きなんだ。
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となしば(プロフ) - 麗香さん» コメントありがとうございます！確かにかなり早い曲ですよねw私も歌っていて呂律が回らなくなる時がありますww (2017年10月20日 13時) (
レス) id: f7513b5d65 (このIDを非表示/違反報告)
麗香 - なんとかドッペルゲンガーという曲私も知ってます。しかし、早すぎて歌えません。 (2017年10月14日 22時) (レス) id: e6a32a966a (このIDを非表示/違反報告)
となしば(プロフ) - 如月梦【ゆめ】さん» ありがとうございます！新作もよろしくお願いします！ (2017年7月22日 18時) (レス) id: f7513b5d65 (このIDを非表示/違反報告)
如月梦【ゆめ】(プロフ) - 続き待ってます！ 新作も待ってます！ (2017年7月22日 18時) (レス) id: 077df6fe8a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：となしば | 作成日時：2017年5月21日 12時
