ハコイリ 35 ページ35
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『きっかけってなんだろうなぁ〜。』
しょうりくんと教室まで行って、席に着いたわたし。
ふと、この前しょうりくんな話したことを思い出した。
自由になりたくて、
自分が変わりたくて
この学校を選んだわたしだけど、
いまだになにもしていないわたし。
部活にも入ってないし、
友達も、ちゃんと話せるのはしょうりくんとそうくんくらいだし、なかなかクラスメートとも馴染めていない。
どうするべきかなって考えていた矢先だった。
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「宿泊研修の実行委員決めるぞー。」
朝のホームルームで、
担任の先生からの一言。
「やる人いるの〜」「部活で忙しいのに〜」とザワザワするクラスの中、
わたしは直感的に「これだ！！」と思った。
『はい！！やります！！』
わたしはそのザワザワを打ち消すほど、
思わず大きな声を出し、手を挙げた。
初めての大きな仕事。
クラスの人と仲良くなれるだけじゃなくて、
他クラスの人とも関われる。
これ以上にない、きっかけだと思った。
わたしが手を挙げた瞬間、
ザワザワしていたクラスが、
賞賛の拍手で包み込まれた。
「A、助かる！ありがとう！！
じゃあ、あとは男子一人なんだけど、
Aみたいに我こそは！ってヤツはいないか？」
男子がみんな顔を見合わせて、
どうする？なんてアイコンタクトを取っている中、
一人の男の子がサッと手を挙げた。
その男の子を見て、
さっきまで嬉しそうだった女の子たちが、
残念そうな顔をし始めた。
なぜか男の子も悔しそうな顔をしていて。
その理由は、
その男の子な顔を見て、すぐにわかった。
「おっ！男子も決定だな。
早速今日の放課後、委員会があるから頼むな。
A、佐藤！」
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ももみず * - おもしろいです…!!! (2020年1月16日 17時) (
レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» 更新がんばって下さい！((o(^∇^)o))焦らすゆっくり(〃^ー^〃)自分のペースで(〃^ー^〃) (2018年5月8日 10時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
pii(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2018年4月6日 23時) (レス) id: e1c85735ee (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - このお話とても面白くて待ちどうしいので、更新待ってます！ (2018年4月2日 0時) (レス) id: 017c693aab (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» レナちゃん良いキャラしてますね♪(≧ω≦。)更新がんばって下さい！(〃^ー^〃) (2018年3月4日 17時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞子
| 作成日時：2018年1月19日 23時
