ハコイリ 32 ページ32
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ふわふわとする意識の中で、
優しい目をしたしょうりくんが
何か言っている気がする。
まるで大切な何かを見守るような、
穏やかな瞳で。
そんな夢みたいなことあるわけないのに。
そうか、夢なのか。
夢なら、なんて幸せな夢なんだろう。
.
.
「Aさん、大丈夫っ？！……あら。」
しばらくして、
寮監さんの声が耳に入ったけど。
それよりも眠気の方が強くて
何も反応できない。
足音が近づいてきて、わたしの前でピタッと止まると同時に、額に大きな冷たい手。
「熱は…よかった、下がっているみたいね。ごめんなさい。辛いのに一人にしてしまって。」
言わなかったのはわたしですから、
気になさらないでください…。
言いたいのに、声がでないや。
「……仲良く手なんて繋いじゃって。
今日は佐藤くんに任せっきりにしちゃったから
特別に見なかったことにするわね。」
わたしの前にかがんだ寮監さんがそう呟いたのが聞こえる。
手……？
たしかに、手があったかい。
少し強いんだけど、
まるで包み込むようなそんなぬくもりを感じる。
もしかして、しょうりくんなの…？
でもしょうりくんの声は聞こえないし。
これも夢なの…？
「夕食の支度するわね。それまでおやすみ、二人とも。」
夢なら、握り返してもいいのかな。
ぎゅって。
なぜだかわからないけど
すごく、心地よい。
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ももみず * - おもしろいです…!!! (2020年1月16日 17時) (
レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» 更新がんばって下さい！((o(^∇^)o))焦らすゆっくり(〃^ー^〃)自分のペースで(〃^ー^〃) (2018年5月8日 10時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
pii(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2018年4月6日 23時) (レス) id: e1c85735ee (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - このお話とても面白くて待ちどうしいので、更新待ってます！ (2018年4月2日 0時) (レス) id: 017c693aab (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» レナちゃん良いキャラしてますね♪(≧ω≦。)更新がんばって下さい！(〃^ー^〃) (2018年3月4日 17時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞子
| 作成日時：2018年1月19日 23時
