ツンデレ 24 ページ24
＊
部活が終わって教室に戻ると、
ハコイリ娘と高島レナが話していて。
思わず教室の外に隠れて、二人の会話を立ち聞きする。
「何してるの、勝利？」
『しっ！！』
そこに聡もやってきて、
教室の中を見てなるほどと言う表情を見せる。
「あなたのことが気に入らなかった。ただ、それだけよ。」
高島レナがハコイリ娘にそう冷たく言い放つ。
その後、何も言葉を返さない彼女の様子を外から見ると、俯いていて、
少し、傷付いたような顔をしていた。
「勝利、どうする？」
『どうするっつったって、今俺らが入るのも不自然だろ。』
「でも、Aちゃん…」
わかってる。
純粋なハコイリ娘が、
どんな気持ちになってるかなんて想像できる。
この後、なんでフォローすりゃいいんだ。
そんなことを考えながら、彼女を見ていると、おもむろに顔を上げたハコイリ娘。
「じゃあ、気に入ってくれたら、友達になってくれる？」
「「「は…？」」」
ニッコリと笑ったハコイリ娘は、高島レナにそう言う。
思わぬ言葉に、拍子抜けする俺ら。
どうやら高島レナも俺らと同じようだ。
「今は気に入られてないけど、ほら、まだレナちゃんと知り合ったばかりじゃない？
まだレナちゃんのこと知らないし、レナちゃんもわたしのこと知らないでしょ？
私、嬉しかったの。
新しい世界を見るきっかけをくれた人だから、大切にしたいの。
だから、もし、私のことが気に入ったら友達になってね！！」
そう言って手を差し出す彼女。
唖然としすぎて何も言えない状態の高島レナは多分、よくわからず手を出してしまったよう。
それを大いに喜んだハコイリ娘は、
荷物の整頓をまた始めて、席に座る。
「…勝利、俺、何も言えないわ。」
『…同じく。』
一人ふふふと笑い笑顔を見せる彼女。
いや、ポジティブすぎるだろ…。
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ももみず * - おもしろいです…!!! (2020年1月16日 17時) (
レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» 更新がんばって下さい！((o(^∇^)o))焦らすゆっくり(〃^ー^〃)自分のペースで(〃^ー^〃) (2018年5月8日 10時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
pii(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2018年4月6日 23時) (レス) id: e1c85735ee (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - このお話とても面白くて待ちどうしいので、更新待ってます！ (2018年4月2日 0時) (レス) id: 017c693aab (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» レナちゃん良いキャラしてますね♪(≧ω≦。)更新がんばって下さい！(〃^ー^〃) (2018年3月4日 17時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞子
| 作成日時：2018年1月19日 23時
