ハコイリ 02 ページ2
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『ここが今日から我が家かぁ…。』
入学式の2日前。
大きなキャリーバッグを引っさげて私は高校の裏にある寮へと足を運んだ。
今まで一軒家の家だったから、
高くて、たくさん窓があるこんな会社みたいなおうち、初めて。
事務室で入寮手続きをしなさい、って確か通知書に書いてあったから、
私は事務室を探して敷地内に入る。
「入寮の子？」
入り口を見つけて、建物内をキョロキョロしていると、年配のおばさんに話しかけられる。
『はい！！AAです！！』
「はいはい、今日来る子だったね。
私がここの寮監よ。おいで、事務室はこっち。」
ニコニコしながら私を案内してくれる寮監さん。
うわぁ、一安心。そして優しそう！！
事務室に入って、
手続きの書類になんやらいろいろ記入してハンコを押す。
一通り寮のルールの説明を受けて、
ルールの冊子をもらった私は、自分の部屋へと案内された。
「ここが、Aさんのお部屋。これは鍵。大切にね。」
『はい！！ありがとうございます！！
今日からどうぞ、よろしくお願いします！』
202号室の鍵を受け取って、
寮監さんにお辞儀をする。
「夕食の時間は18時〜21時までだから、それまでにおいでね。」
そう言って、寮監さんは私の部屋を後にした。
寮監さんが出て行ってから、薄手のカーテンを思いっきり開けると、
眩しいほどの光が部屋に差し込む。
自由だ…！
私は初めて自由を手に入れたんだ！！
なんだかだんだんその実感が込み上げてきて、
幸せいっぱいの気持ちになった。
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ももみず * - おもしろいです…!!! (2020年1月16日 17時) (
レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» 更新がんばって下さい！((o(^∇^)o))焦らすゆっくり(〃^ー^〃)自分のペースで(〃^ー^〃) (2018年5月8日 10時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
pii(プロフ) - 更新楽しみにしています！ (2018年4月6日 23時) (レス) id: e1c85735ee (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - このお話とても面白くて待ちどうしいので、更新待ってます！ (2018年4月2日 0時) (レス) id: 017c693aab (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» レナちゃん良いキャラしてますね♪(≧ω≦。)更新がんばって下さい！(〃^ー^〃) (2018年3月4日 17時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：舞子
| 作成日時：2018年1月19日 23時
