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ハコイリ 14 ページ14






『しょうりくんとそうくんも音楽選択なんだ!!』






入学して数日。

今日は選択授業があって音楽室に向かうとすでに座っていたしょうりくんとそうくん。






「そうだよ〜!!」

『私美術と迷ったけど音楽好きだからこっちにしたんだ!2人がいてくれてなんか安心した!』

「はいはい。それよりあんた、女子の友達作らなくていいわけ?」






しょうりくんとそうくんの近くに座ると、
そう尋ねてきたしょうりくん。

思わずぎくっとする。






『…そうなんだけど、』

「何?女子と話すの苦手なわけ?」

『だって緊張するんだもん…』

「俺は緊張しないのかよ。」

『だってほら、しょうりくんとは緊張する間もなく話すようになったから…』

「まぁまぁ、友達なんてゆっくり作っていけば問題ないよ!」






爽やかにニコっと笑うそうくんがそうフォローしてくれる。

やっぱりそうくん、優しいなあ…。






でも、しょうりくんが言っていたように、友達作らないと…っていうか、友達ほしい。

でも、女子のグループが出来上がってしまっている中でどうも馴染めないっていうのが本音…。






はぁ…とため息をつくと、
授業開始のチャイムが鳴る。

少し個性的な音楽の先生が入ってくると、
号令がかかって、授業が始まった。






「みなさんこんにちは。
音楽担当の川島です。今日は授業というよりオリエンテーションなので気軽に受けてくださいね。」






個性的な先生だけど、優しそうで思わずこっちも笑顔になる。


先生の生い立ちとか、これからの授業の進め方とか、いろんな話があって、最後に先生がバイオリンを取り出した。






「授業では、様々な楽器にも触れて頂こうと思います。

これは今年新しく学校に来た年季の入ったバイオリンです。せっかくなので触ってみたい人、挙手してください。」






バイオリンなんて弾ける人いるの〜?みたいにざわつく教室の中ではいっと手をあげる女の子。

確かあの子は同じクラスの高島レナさん。

初めてみた時から美人さんだな〜って思ってた人。






「では高島さんどうぞ。」





そう言って先生は高島さんにバイオリンを渡すと、

滑らかな腕づかいでバイオリンを弾き始めた彼女。






うわぁ…すごく上手。

クラスのみんなもびっくりするほどの腕前に、
思わずみんなうっとりした表情を浮かべていた。

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ももみず * - おもしろいです…!!! (2020年1月16日 17時) (レス) id: 5421e01398 (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» 更新がんばって下さい!((o(^∇^)o))焦らすゆっくり(〃^ー^〃)自分のペースで(〃^ー^〃) (2018年5月8日 10時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)
pii(プロフ) - 更新楽しみにしています! (2018年4月6日 23時) (レス) id: e1c85735ee (このIDを非表示/違反報告)
七星(プロフ) - このお話とても面白くて待ちどうしいので、更新待ってます! (2018年4月2日 0時) (レス) id: 017c693aab (このIDを非表示/違反報告)
黒髪の白雪姫 - 舞子さん» レナちゃん良いキャラしてますね♪(≧ω≦。)更新がんばって下さい!(〃^ー^〃) (2018年3月4日 17時) (レス) id: efdbcf38a9 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:舞子 | 作成日時:2018年1月19日 23時

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