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ソウル市内の総合病院は、色鮮やかな紅葉に囲まれていた。
ベンチでゆっくりと本を読んでいる人や、ゆっくりと散策している人が目に映る。
JK「いい天気だね。」
「うん、とってものどかだね。それに、もうこんなに紅葉しているから驚いたよ。」
今日は、Aのお祖母様のお見舞いに来た。
晴れて両思いとなった俺達は、Aの願いであった祖母へ交際の報告をすることとなった。
紹介して欲しいとは言ったものの…
JK「あー、なんか緊張する…」
「ふふっ、ジョングク君でも緊張するのね。」
軽く微笑んだ彼女は、「私もだよ」と言って俺の手を握った。
「もしかしたら、あんまりお喋りできないかも。」
JK「その時は、筆談するよ。」
「おばあちゃん、字が汚い人は嫌いだよ？」
JK「えっ！！」
狼狽えている俺を見て、Aはケラケラと笑った。
ロビーから左は少し進み、東棟の5階へエレベーターで上がる。
なんと、外の景色が見えるエレベーターであり少し興奮した。
JK「なんか、ホテルみたいだな」
「すごいよね。あ、でも病室は普通だよ」
そんな会話をしているうちに部屋の前に着いた。
軽くノックをし部屋の扉をスライドすると、金木犀の甘い香りが体を包んだ。
「いらっしゃい、A」
「おばあちゃん、おはよう。その金木犀、ヨンジュ姉さん来ていたのね。」
「ちょうどさっきいらっしゃったのよ。良い香りでしょう」
Aの祖母の、落ち着いた声が耳に響いた。
「ところで、そちらの方はどなたなのかしら？」
軽くウェーブがかかったグレーの髪を耳にかけながら、こちらをゆっくりと見上げた。
「こちら、チョン・ジョングク君です。今日は、彼を紹介しに来たの」
JK「初めまして。Aさんとお付き合いさせて頂いております。チョン・ジョングクと申します。お会いできて嬉しいです。」
Aの祖母が大好きだというクレマチスの花束を渡した。
お祖母様はAと同じようにやわらかく微笑み、俺の手をそっと握ってくれた。
「まぁ、とても美しいわ。ご丁寧にどうもありがとう。」
緊張で少しだけ強張った体が、握られた手の暖かさにほぐれる感じがした。
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ゆき(プロフ) - (名前)マコさん» 全作読んでいただきありがとうございます！これからもよろしくお願いますm(_ _)m (2019年9月15日 12時) (
レス) id: 39e3cdebd3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)マコ(プロフ) - ゆきさんの作品を全部読ませていただきました！ とっても優しく幸せな世界に癒されて、私も優しい気持ちになれました^_^ ありがとうございます！ これからも楽しみにしています！ (2019年8月11日 22時) (レス) id: 1cef87080f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます！普段はグクちゃんと呼んでアミ活をしてるのですが、ここではかっこいいグクを理想に書いていきます！ (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 猫わかめさん» ありがとうございます！かっこいいジョングクと愛される主人公をこれからも書いていきます。 (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - とにかく主人公可愛いしグクもめっちゃカッコいい…次の更新楽しみにしてます。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 2c32449133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2019年7月29日 3時
