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今日は怒涛の1日だった。
重い案件が片付いたと思ったら、営業二課からの応援要請で昼食もまともに取れずあっという間に17時を越した
JM「ジョングガ〜お疲れ!二課のトラブルは片付いたの?」
彼はパク・ジミン。俺と同じ営業一課の先輩であり、時期課長候補と囁かれているほどの手腕の持ち主だ。
皆からはパク主任と呼ばれているが、俺達は幼馴染ということもあり昔からの呼び名で呼んでいる。
JK「ジミニヒョン、ありがとうごさます。」
ジミニヒョンから缶コーヒーを受け取り、一気に飲み干した。
JM「俺、コーヒーを一気飲みするやつ初めて見たよ」
JK「俺も初めてやりましたよ。お腹空いてたんで。胃に沁みます」
ジミニヒョンは俺の隣に腰掛けた。
JM「二課って最近あんまり良くないよね。だいたい誰が問題児かってのは見当がつくけど。」
JK「そうですねー。今回は大型になる寸前だったんで、アイツこってり絞られますよ。このまま異動してくれないかな」
俺達のいる会社は、韓国でもトップに立つ不動産業の企業であり、キム財閥の主力企業ともいえる組織となる。
ちなみに、キム財閥の御曹司であるキム・ソクジンは俺達と同じ社会人サークルの同期であり、御曹司かつ歳上だがフランクな関係であった。
彼の推薦で、俺とジミニヒョン、後もう1人テヒョニヒョンというこれまた変わった先輩の三人が営業一課に配属されチームメンバーとなった。
お互いの良し悪しもわかり合っている仲なので、仕事が非常にしやすく抜群の連携ぶりが営業成績に比例して、いまや社内でも少し有名人になりつつあった。
しかし、こんなクソでかい会社だからか、時折困ったヤツもいるもので、溜息が出る時もしばしばある。
JK「あ〜疲れた!俺は帰ります!!」
JM「この後一杯行くか!ヒョンがおごってあげよう」
JK「いや、今度で大丈夫です。今から大事な予定があるので!」
ごちそうさまでした、とジミニヒョンにお礼を言って俺は足早に会社を出た。
JM「何だ、走る元気あるじゃん。にしても、しっかり奢ってもらう気かよ。ちゃっかりしてるわ〜うちのマンネは」
さっきまでヘロヘロだったジョングクの変わりように、ジミンは笑った。
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ゆき(プロフ) - (名前)マコさん» 全作読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いますm(_ _)m (2019年9月15日 12時) (レス) id: 39e3cdebd3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)マコ(プロフ) - ゆきさんの作品を全部読ませていただきました! とっても優しく幸せな世界に癒されて、私も優しい気持ちになれました^_^ ありがとうございます! これからも楽しみにしています! (2019年8月11日 22時) (レス) id: 1cef87080f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます!普段はグクちゃんと呼んでアミ活をしてるのですが、ここではかっこいいグクを理想に書いていきます! (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 猫わかめさん» ありがとうございます!かっこいいジョングクと愛される主人公をこれからも書いていきます。 (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - とにかく主人公可愛いしグクもめっちゃカッコいい…次の更新楽しみにしてます。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 2c32449133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2019年7月29日 3時