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ジョングク君の家から私の家までは意外と近いことがわかった。
歩いて20分弱でお店につき、いつも通りお弁当の下ごしらえに取り掛かった。
ここに戻ってくると、昨日の出来事が夢のように思える。
インゲンと豆腐を和えながら、考えるのは彼のこと。
もしかして、ジョングク君のことを好きになったのかな。
頭から離れないのは、好きだから?
いや、きっとあんなことを言われたからだろう。
あれは、私のことを気遣って言ってくれたことだから、時が経てば今まで通りの生活に戻るはずだ。
「なんか、寂しいな」
始まったばかりの生活に、訪れる終わりを想像すると胸がきゅうっと締め付けられた。
「1ヶ月か…ジョングク君、何考えているんだろう」
彼の思惑がよくわからないまま、一緒に暮らすことになりそうだ。
予想以上に彼の家が居心地よくて、あっという間に慣れてしまった。
しかし、やっぱり彼の言動一つ一つに心を動かされる自分もいて、居心地がいいけどドキドキする妙な感じがした。
「まあいいや。今日はブリの照り焼きにしよう」
魚屋さんから頂いた新鮮なブリをまな板に広げた。
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ゆき(プロフ) - (名前)マコさん» 全作読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いますm(_ _)m (2019年9月15日 12時) (レス) id: 39e3cdebd3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)マコ(プロフ) - ゆきさんの作品を全部読ませていただきました! とっても優しく幸せな世界に癒されて、私も優しい気持ちになれました^_^ ありがとうございます! これからも楽しみにしています! (2019年8月11日 22時) (レス) id: 1cef87080f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます!普段はグクちゃんと呼んでアミ活をしてるのですが、ここではかっこいいグクを理想に書いていきます! (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 猫わかめさん» ありがとうございます!かっこいいジョングクと愛される主人公をこれからも書いていきます。 (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - とにかく主人公可愛いしグクもめっちゃカッコいい…次の更新楽しみにしてます。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 2c32449133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2019年7月29日 3時