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JK「え、今なんて言った?」
「うう、何度も言うの恥ずかしい」
JK「うん、聞いてるよ。で、街コンがなんだって?」
どうして怒られているような気持ちになるのだろうか。
昨夜、SNSで見つけた街コンに参加申し込みをしたはいいものの、実際どんな所なのかわからないと思い、一番年の近くて「そういう事」に詳しそうな彼に聞いてみたのだ。
JK「まさかAさん、その街コンに行くんじゃないよね?」
「そ、そうだけど…」
すごい剣幕で聞かれ、思わずたじろいでしまった。
JK「こんなことなら、早く行動すべきだった…」
ボソボソと何か言っていた気がしたが、よく聞き取れない。
「あの、ジョングク君?聞かない方が良かったのかな?」
重いため息をした彼は、ゆっくりと顔を上げた。
JK「いや、むしろ言ってくれてありがとう。ちなみに、その街コンはいつどこでやるの?」
なぜ礼を言われるのかわからなかったものの、「街コンでのマナー」とやらを親切に教えてもらった。
「あ、もうこんな時間に!ごめんねジョングク君、このおにぎり持って行って!」
色々聞いていたらいつのまにか時間は過ぎており、彼の昼食時間が短くなってしまった。
JK「気にしなくて良いのに。でも、ありがとう。Aさんの握ってくれたおにぎりが食べられるなんて、嬉しいよ」
爽やかな笑顔を向けた彼は、「そうだ」と胸ポケットから品の良さそうなボールペンを取り出した。
JK「これ、俺の番号。何かあったら連絡して」
それじゃ、と声をかける間も無く彼は走り去って行った。
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ゆき(プロフ) - (名前)マコさん» 全作読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いますm(_ _)m (2019年9月15日 12時) (レス) id: 39e3cdebd3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)マコ(プロフ) - ゆきさんの作品を全部読ませていただきました! とっても優しく幸せな世界に癒されて、私も優しい気持ちになれました^_^ ありがとうございます! これからも楽しみにしています! (2019年8月11日 22時) (レス) id: 1cef87080f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます!普段はグクちゃんと呼んでアミ活をしてるのですが、ここではかっこいいグクを理想に書いていきます! (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 猫わかめさん» ありがとうございます!かっこいいジョングクと愛される主人公をこれからも書いていきます。 (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - とにかく主人公可愛いしグクもめっちゃカッコいい…次の更新楽しみにしてます。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 2c32449133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2019年7月29日 3時