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最近、Aに元気がない。
一緒に暮らすようになって二週間が経った頃、そう感じるようになった。
朝起きた時はもちろん可愛いし、二人でいる時はいつも通り可愛い笑顔だし…
ああ、とにかく俺はAが可愛くて仕方ないんだ。
そんな彼女が、時折見せる思いつめた表情にドキリとした。
何か悩んでいるのか、俺に言えないことなのか。
もしかして、俺にどう断りを伝えようか悩んでいるんじゃ…
「ジョングク君、おはよう!朝ごはん食べる?」
JK「おはよう、食べるよ。A、あのさ」
「あ!ジョングク君、ごめんね。今日おばあちゃんの所に行くから帰り遅くなっちゃう」
JK「うん。わかった。何時までいるの?迎えに行くよ」
おばあさんの所に行くのかと、少し安心した俺はコーヒーカップを手に取った。
「ううん、お迎えは大丈夫よ。その後、少し用事があって…、ご飯は食べてくるね」
JK「え…」
朝、頭が冴えるってこのことなのか。
一気に血の気が引いた感覚に陥った俺は、冷静になれと自己暗示するようにコーヒーを口にした。
JK「…わかった。一応、帰る前に連絡してね」
「うん。ありがとう、ジョングク君」
彼女は、いつも通り可愛らしい笑顔で笑った。
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ゆき(プロフ) - (名前)マコさん» 全作読んでいただきありがとうございます!これからもよろしくお願いますm(_ _)m (2019年9月15日 12時) (レス) id: 39e3cdebd3 (このIDを非表示/違反報告)
(名前)マコ(プロフ) - ゆきさんの作品を全部読ませていただきました! とっても優しく幸せな世界に癒されて、私も優しい気持ちになれました^_^ ありがとうございます! これからも楽しみにしています! (2019年8月11日 22時) (レス) id: 1cef87080f (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - はるかさん» ありがとうございます!普段はグクちゃんと呼んでアミ活をしてるのですが、ここではかっこいいグクを理想に書いていきます! (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
ゆき(プロフ) - 猫わかめさん» ありがとうございます!かっこいいジョングクと愛される主人公をこれからも書いていきます。 (2019年7月31日 19時) (レス) id: 4ece362860 (このIDを非表示/違反報告)
はるか - とにかく主人公可愛いしグクもめっちゃカッコいい…次の更新楽しみにしてます。 (2019年7月31日 17時) (レス) id: 2c32449133 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆき | 作成日時:2019年7月29日 3時