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TH「Aちゃん、着物がとてもよく似合ってるね。綺麗だよ」
吐息が感じられるくらい近い距離で、そう囁かれたら照れないわけにもいかない。
「あら、やだ。テヒョンはくどき上手ね。そんなに褒めても何も出ないわよ」
私は、ありがとうと思わずテヒョンの頭を撫でた。
ジョングクと同じでふわふわな髪は、手入れが行き届いており、私は彼らの若さを羨んだ。
JK「ちょっと！ヒョン！！何人の彼女を口説いてるんですか！Aも、満更でもない顔しないの！」
ジョングクがテヒョンから私を引き剥がし、自分の元へ抱き寄せた。
TH「少しくらいいいじゃんか！グギのケチ！」
まるで子犬がワンワンと戯れているようだと、私は他人事のように見ていた。
JM「ちょーっとお二人さん、喧嘩なら他所でやってくれる？」
これまた可愛らしい男の子が来た。
「ジミン君ね。朝から騒がしくしちゃってごめんなさい。」
JM「気にしないで、Aちゃん。それよりも、なんで僕だけ君付けなの？」
体格は確かに男性って感じがするんだけど、ジミン君の雰囲気が母性本能をくすぐると言うか…
「ジミン君は、ジミン君って感じだから！答えになっていないね。」
私はジミン君の元へ膝まずき、その手をそっと握った。
「私がこうして皆さんとお会いできたのも、実はジミン君のお陰なの。」
いつの日かの番組収録でジョングクにあげた、手作りのストラップ。
それがきっかけで私はジョングクと出会い、こうしてみんなにも会うことができたのだ。
JM「てことは、僕が恋のキューピットってやつ？」
嬉しそうにはにかみながら言う彼に、他のメンバーたちが騒ぎ始めた。
JN「ジミナ、グッジョブ！」
TH「なんだー！ジョングギ、ちゃっかりしてんなー！」
みんなでジョングクを囲みはじめた。
ああ、彼はこんなにも皆んなから愛されているのか。
ジョングクも、少し抵抗しながらもその表情は嬉しそうだった。
その光景に、私は目を細めた。
JM「Aちゃん、どうしたの？」
私をソファーに座るようジミン君は促し、隣は腰掛けた。
「ううん、なんかだか、幸せな光景だなーと思って」
そうかな、と笑うジミン君に微笑み返す。
ジョングクの世界は、こんなにも優しい。
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ゆき(プロフ) - 共感していただいて嬉しく思います。私もトンイが大好きなので、ついつい話に織り込んでしまいました。コメント頂き、ありがとうございます(^^) (2018年8月6日 7時) (
レス) id: 62b0c80745 (このIDを非表示/違反報告)
しずく より(プロフ) - 初コメ失礼します！トンイすっごい好きなんですけど、周りに好きな人がいないのでお話中に出てきてて勝手に喜んでます(((( (2018年8月6日 3時) (レス) id: 8a59c88b0c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆき | 作成日時：2018年6月27日 22時
